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大学生にとって,恋愛はとても関心の高い問題であり,恋愛における告白は恋愛関係を開始する上で重要なきっかけとなる.本研究では,恋愛における告白の成功・失敗の規定困について検討した.先行研究に習い,使用した規定因は,知り合ってから告白までの期間,告白時間,告白場所,告白方法,告白内容,告白時の相手の交際状況,交際行動であった.自分の恋愛感情に対する相手の気付きや,相手との年齢差をも新たに加えた.また,告白結果に最も影響を与えると考えられる告白者の魅力を個人特性として新たに加えた.知り合ってから3ヶ月末満に夜から深夜の時間帯に告白をしていること,二人で遊びや食事に行くなど二人きりになる交際行動を経ていること,告白時に交際の申し込みをはっきり伝えていることが,恋愛における告白の成功者のパターンであることが示された. Love is a high interest issue for univers
ジャーナリズムも文学も、話題性が大事なことは言うまでもない。でも、世の中のメディアが一過性の話題性と損得でしか動かなくなったら、世界が今以上にチンケで安っぽく見えてしまう。そんな退屈な日常に、埋没なんてしたくない。 週刊文春10月9日号(文藝春秋)に、『元日本経済新聞記者はAV女優だった! 70本以上出演で父は有名哲学者』という記事が掲載された。しょうもない見出しから始まる、しょうもない駄文。かつての社会派風情はどこへやら、チープなゴシップ記事で、売り上げを伸ばすしかなくなりつつあるキング・オブ・ザ・週刊誌の、悲しい顛末がそこにあった。標的となった社会学者の鈴木涼美氏は、しばらくしてウェブサイトのリテラに寄稿。「“日経記者がAV女優”であることよりも、“鈴木涼美がAV女優”であることのほうが余程大きな問題を孕んでいる、と私は思う。」と綴った。 東大大学院卒で、元日経記者で、小熊英二や北田暁
東京都立大学大学院 人文科学研究科 社会行動学専攻 社会学分野 社会学教室 博士前期課程の受験をお考えの皆様へ:近年の大学院入試の動向をふまえて 2014年11月20日 所属教員一同作成 本教室の博士前期課程入学試験は、外国語、基礎知識、論文、口頭試問から成 りますが、近年、受験生の皆様のあいだに基礎知識の準備不足が目立つようにな ってきています。過去の出題は公開されていますし、それを一読すれば明らかな ように難問・奇問のたぐいは一切ありません。にもかかわらず十分に得点できな いことの背景には、学部で社会学を専攻しておらず、社会学修士号を目指す前段 階において必要な指導を受けていない方が増加しているからであると推察されます。 各々尊重すべき課題意識や将来展望を抱き、専攻を変えてまで本教室を志望す る方々を、所属教員一同はこれまで歓迎してきましたし、今後も変わらず歓迎し ます。そうした方々が
古代ローマの不自由な労働 人間は労働する動物だ。そして、自分の労働力を自分のために利用するのは、現代では当たり前のことだ。でも、それがまったく当たり前じゃない社会がかつてはあった。古代の奴隷制社会のことである。 奴隷は、自分の「労働力」を自分のために利用することができない。自分のために働くことができない奴隷の「労働力」は、彼を「購入」し、「所有」する者のためだけに利用される。共和制末期のローマは、まさにそういう奴隷たちの「不自由な」労働を基盤にした社会だったし、少なくとも法律の上では「自由人」の労働が優勢だった帝政期のローマでさえ、奴隷労働はけっして無視できない比重を占めていた。 一人の人間を扶養する費用がそれほどかからない社会、“安い”値段をつけられた人間がそこら中にあふれている社会では、物ばかりか人間(奴隷)までもが商取引の対象になる。奴隷は、自分で歩くことができるので、物と比べて運ぶ
(前編より続く) 日本は反知性主義の時代に突入した。路上では排外主義的デモや人種差別が繰り広げられ、インターネットではネット右翼たちが跋扈している。政治家はこれを利用し、自らの都合のいいように歴史の修正をもくろむ。そして、これらに対抗する言論はまだまだ主導権を握ることができていない。なぜなのか。 社会学者・宮台真司は言う──連中に理屈を説いてもムダ、と。この愚昧さが筒抜けの社会をひも解く鍵は〈感情の劣化〉にあるという。感情のるつぼと化した政治、ネット、ヘイトの深層を〈大衆〉という観点から分析する宮台。インタビュー後編をお届けする。 ……………………………………………… ──近著『これが沖縄の生きる道』で、内地と沖縄における〈我々〉意識の違いを論じていますね。そのなかで“感情”という概念を頻繁に用いつつ、ネット右翼たちへの言及もあります。とりわけ宮台さんが問題にする〈感情の劣化〉ついて詳しく
東京大学の前田健太郎先生の博士論文。非常に勉強になった。基本的には日本を中心とした丁寧な事例研究を通じて、公務員の数がどのように決まっているのかという問題を議論するもの。最後のところでは、計量分析の成功研究についての再現を使った分析をしていて、これは良い試み。実際のデータを追いかけると、有意とされている「独立変数の効果」というのがまあそれほど大したことないこともわかるし、再現を通じて分析される方はドキドキするかもしれないけど、データを公開して広く分析してもらうというのはありがたいことだろう。 本書の主要な主張をざっくり言うと、日本の公務員数が少ないのは早い時期から行政改革が行われたからだ、ということである。稲継裕昭先生や西村美香先生の公務員制度研究を踏まえて、それに続く研究として位置づけられることになるだろう。これまでの研究が、実態分析や歴史的経緯の跡付けをメインにしていたのに対して、本書
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社会を知るためには (ちくまプリマー新書) 作者:筒井淳也発売日: 2020/09/09メディア: 新書 (前回の続きです。本は初学者向けですが、「補論」シリーズはそうではないかもしれないので、ご理解ください。) 社会の各部分の「噛み合わなさ」を考えるとき、私自身は以下のようなリストを思い描いている。(このリストは本では示していない。) 政策・プログラム:意図的な目的に沿った介入。 構造要因:経済(産業・職業・雇用)構造、人口構造、家族構成など。結果的にもたらされている状態。 価値観・態度:人々が望ましいと考える状態。 社会学や近隣分野では、しばしばこれらの要素の絡み合いによって「社会を記述」する。たとえば(第一次)人口転換の先の出生力の低下についていえば、「経済成長の鈍化と産業構造の変化が女性の労働力参加をもたらし、出生力の低下圧力がかかったが、男女均等の価値観の浸透もあり、両立支援政策
シノドスに「男女雇用機会均等法では「共働き」を実現できない」という記事を掲載させていただいた。そこでは、育児期の制度的手当をし、採用・昇進(昇格)に際しての男女差別を排することで(従来の)男性的働き方に女性を引き入れようとしても、結果的には女性の「活躍」は実現されず、性別分業は維持されるだろうと書いた。 その背景にある働き方の特徴についてはそれほど詳しく書いていなかったので、ここで補足しておく。 日本的な働き方の特徴の一つに、社内で人員をフレキシブルに配置できる、というものがある。職務内容や勤務地がはっきりと決められていないため、内部労働市場が活発になり、経営者は事業の縮小や新規展開にあわせて人員を柔軟に配置換えすることができる、ということである。1970年代以降の経済成長率の低下に際して欧米諸国では大量失業が生じたのに日本では失業率(特に若年者失業率)がそれほど高まらなかったのは、余剰労
2014-07-16 民主党とスパイの思い出 海江田万里事務所から、「民主党党員登録更新のお願い」という手紙が届いた。「厳しい状況下ではございますが、代表である海江田万里をお支え頂きたく、よろしくご検討いただけますようお願い申し上げます」と書かれてあって、党費6,000円の振込用紙が同封されていた。正直、更新すべきかどうかは迷っていて、まだ返事をしていない。 民主党の党員になるとどんな特典があるかというと、プロパガンダが送られてくる。選挙の依頼と同時に、隔週で機関誌『民主』が送られてくる。いわゆる『赤旗』のような新聞だ。『民主』は『赤旗』に比べて致命的なほど中身が無くて通常は読む気になれない。 以前の選挙で『民主』に漫画が掲載された時があって、B級プロパガンダ好きには溜まらない面白さで思わずfacebookでシェアしてしまった(↓) Web業界黒歴史シリーズを書いてきたけど、政治の世界も割
海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)全195社を徹底的に研究した上で、おすすめ完全比較ランキングにまとめました。日本人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX
どうしてソーシャルゲームを批判しなければならないのだろうか。僕が子供の頃、「ゲーム」は親にもまわりの大人にもいい顔をされないものだった。一見眉をしかめたくなるものであっても、目の前に現れた新しい「遊び」を安易に非難するべきではない。それは何より、小さな頃ゲームを手にしていた僕たち自身が一番わかっているはずだ。僕が大切にしていたゲームソフトの数々は、一部の「子供じみた」大人と、僕たち子供のためのものだった。 今は状況が違う。今の子供を持つ大人たちは、もう子供だった頃にゲームが身近だった世代だ。今や「ゲーム」は一大産業であり、日本が世界に誇れる文化の一つとしても認められている。ゲームはもう子供だけのものとは言えないし、僕自身ももう子供ではなくなってしまった。 そして、僕は今ここで、「ゲーム」を批判しようとしている。新しく出てきた「ソーシャルゲーム」は家庭用ゲームを越えて、すでに国内のゲーム産業
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