飼い猫を車で引きずり死なせたなどとして、茨城県警稲敷署は1日、稲敷市の無職の男(83)を動物愛護法違反(愛護動物の殺傷)と廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで書類送検し、発表した。男は「猫に自宅の盆栽を傷つけられたので捨てようとしたが、手をひっかかれたため感情的になってやってしまった」と容疑を認めているという。 署によると、男は3月19日午前10時40分ごろ、自宅の駐車場で、飼い猫の首と乗用車の後部をビニールのひもで結び、市内の車道を約4キロにわたって引きずり窒息死させ、市道脇の草地に死体を捨てた疑いがある。猫は1月ごろから男の自宅に住み始め、男がえさをあげていたという。 猫が引きずられているのを通行人が目撃し、署に通報していた。