来年3月に全線開業する九州新幹線鹿児島ルートとは対照的に「もう一つの新幹線」がつまずいている。長崎ルート(博多-長崎)。鳩山前政権時代に費用対効果に疑問符が付き、菅政権でも財源確保のめどが立たない。地域浮揚を長崎ルートにかける長崎県など推進派による巻き返しはできるのか。直面する課題を探った。【門田陽介】 「財源や地方負担などの問題があり、(8月末までに)判断するのは時間的に難しい」。前原誠司国土交通相は23日の記者会見で、長崎ルートを含む整備新幹線未着工3区間について、8月までに出すとしていた着工の是非に関する結論を先送りする考えを示した。 長崎ルートは財源確保の難しさに加え(1)新車両は開発できるか(2)十分な費用対効果が見込めるか--という課題も抱え、他の区間より問題は複雑だ。 同ルートは、軌間が異なる新幹線と在来線の両方を同一車両が走る国内初の新幹線。県は、すでに着工している武雄温泉
◇犬塚、金子両氏競る 中嶋氏、渕瀬氏伸び悩む 11日投開票される参院選長崎選挙区(改選数1)で、毎日新聞は、2~4日に実施した特別世論調査とこれまでの取材の結果を総合的に分析し、中盤情勢を探った。今のところ、再選を目指す民主現職の犬塚直史氏と前知事で自民新人の金子原二郎氏が激しく競り合っており、予断を許さない状況となっている。みんな新人の中嶋徳彦氏、共産新人の渕瀬栄子氏は2大政党との対立軸を打ち出すが、伸び悩んでいる。ただ、有権者の3割弱が態度を決めておらず、終盤の展開次第では情勢が変化することも予想される。【阿部義正】 調査はコンピューターで無作為に選んだ電話番号を使うRDS法で行い、長崎選挙区の有権者746人から回答を得た。 犬塚氏は「時計の針を元に戻してはならない」と訴え、昨年の衆院選に続く、民主党勝利をアピールする。事業仕分けをさらに進めて「公会計法」制定による国の税金の無駄遣いの
◆参院選自民擁立 選挙戦に火種も 今夏の参院選長崎選挙区(改選数1)に自民党県連が擁立を決めた前知事の金子原二郎氏(65)は6日、「一丸となり命がけで戦っていきたい」と意気込みを語った。だが、候補者の選考方法について県議の一部が「不公平だ」と批判し、県連は火種を抱えたままで選挙に向けて動き出すことになった。(渡辺洋介) ◆「再三の要請」に翻意 この日、自民党県連の参議院選挙対策委員会が長崎市で開かれた。県連に公認申請を出した4氏のうち辞退した1人を除く3氏から投票で金子氏を選出。その後に開かれた常任総務会でも金子氏擁立が承認された。県連は7日に党本部に公認申請するという。 金子氏は、昨年11月に知事引退を表明した記者会見で、参院選に立候補しない意向を示していた。これを翻した理由を記者団に問われ「県連から再三の要請があった。35年間、政治の世界でお世話になったのでお断りするわけにいか
夏の参院選長崎選挙区(改選定数1)で、自民党長崎県連が、金子原二郎・前長崎県知事(65)を公認候補として擁立することが確実な情勢となった。金子氏は、近く県連に公認申請する見通し。 県連や金子氏の後援会関係者らによると、金子氏は1日、長崎県佐世保市で支持者の会合を開き、国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門調査を巡る問題について、「言語道断。筋の通らないことを民主党にやらせるわけにはいかない。全面的に支援していただきたい」と出馬の意思を伝えたという。 金子氏は2日、長崎市で支援者らとの会合後、出馬の意思を表明するとみられる。これを受け、自民党県連は6日、選対委員会で擁立を決める見通しだ。 金子氏は、県議を経て1983年から衆院議員を5期、98年から知事を3期務めた。政権交代後に4選出馬を断念し、3月退任した。
国営諫早湾干拓事業(諫干)を巡り、今夏の参院選で長崎選挙区(改選数1)から再選を目指す民主党の犬塚直史参院議員は29日、毎日新聞の取材に「有明海の自然環境再生のため開門実施を訴える」と語った。5月にも開門を表明する見通しの赤松広隆農相が「諫干を参院選の争点にする」と語る中、予定候補者未定の自民党は従来通り「開門反対」で臨むとみられ、地元で諫干が選挙戦の争点となる公算が大きくなった。 犬塚氏によると、有明海沿岸の漁師が訴える漁業不振の窮状に耳を傾けてきた結果、干拓営農者が抱える塩害や防災面の不安に対する万全の対策を条件に、開門に賛成する意向を固めたという。犬塚氏は「賛成に転じた諫早湾内の瑞穂漁協など、地元漁師からも開門の声が高まっている」と説明した。 開門を巡っては、民主党長崎県連が反対の姿勢を崩していない。【柳瀬成一郎】
昨日の衆議院予算委員会において、諫早湾干拓の開門問題について、赤松農水大臣が質疑に答える中で、今後農水省内において、副大臣をヘッドとした検討チームを立ち上げて早期に結論を出す考えを示しました。 今日の記者会見でも「1〜2カ月のうちに考え方をまとめる」と述べた赤松大臣。私も、今日赤松大臣とこの件で話をしましたが、大臣は明確に、早期に結論を出すと言っていました。 長崎県知事選までは・・・ということを繰り返していた赤松大臣ですが、果たして、県知事選が終わった今、動き出そうとしてくれています。 「白紙から検討」という方針です。環境アセスメントにとらわれず結論を出すこの方針は、長く漁業者の仲間が求めていたものです。 開門に向けた結論が出されていくよう、私たちも検討の議論の中に積極的に参加していきたいと思います。
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