「才能」を育む オックスフォード大院でヒトの遺伝子を研究中 原点はSSH指定校での研究「なぜ妹だけ蚊に刺される?」 才能ある子どもを支援しようという取り組みが広がっています。才能を開花させるための取り組みのひとつが、高校で先進的な科学教育を行うスーパーサイエンスハイスクール(SSH)です。なぜ妹ばかり蚊に刺されるのか――子どものころ抱いた疑問をきっかけに、蚊に血を吸われやすいヒトの研究で注目された田上大喜さん(23)は、研究ができる環境を求めてSSHを進学先に選びました。いま、英オックスフォード大大学院の博士課程で遺伝子を研究しています。海外の小中学校で過ごした経験もある田上さんに、才能を伸ばす学びについて聞きました。(写真は、米コロンビア大での実験の様子=田上さん提供、Michael Dames for Columbia University’s Zuckerman Institute)