その数はコンビニの2倍で全国に約10万軒もあるといわれるスナック。 かつてはカラオケの登場で大流行した時代もあったが、 今では毎年着実に数を減らしているという。 カラオケボックスの増加、 ママの高齢化での廃業、 ウイスキー離れなどが主な理由だが、 とりわけ20代、30代の男性客が行かなくなっている。 「20代後半の部下を門前仲町のカラオケスナックに誘ったら、 2人とも席に着くなり携帯を取り出しLINEですよ。 私が歌ってる最中もそう。女の子とはたいして話をしないし、参ったね」 こうボヤくのは、50代のサラリーマン。 もっとも、若い世代の気持ちが分からないわけではない。 上司と一緒に場末のスナックよりは、 ガールズバーで一杯の方がいいだろう。 スナック好きの酒場ライター・小石川ワタル氏がこう言う。 「若者がスナックに行かないのは、“1人で生きていける時代になった”からだと思う。 オジサン世代