2017/6/6 16:38 千葉正樹 2017年6月1日、ドイツ・デュッセルドルフで行なわれた卓球の世界選手権。大会のハイライトとなったのは、驚くべき番狂わせだった。世界選手権初出場の13歳・張本智和が、日本のエースである五輪銅メダリスト・水谷隼相手に4-1と完勝を収めたのだ。突如現れた超新星は、どのような道のりを歩んできたのか。 文=千葉正樹 ベスト8まで勝ち進んだ活躍を、ドイツメディアが「神童」と称賛 ドイツの地での日本選手の活躍は、日本のスポーツニュースで大きく取り上げられた。ただ、その中で最も注目が集まったのは、男子シングルスの張本智和(JOCエリートアカデミー)の躍進だったと言っても過言ではない。 男子シングルスの日本代表として出場した張本は、2回戦で日本のエースでありリオデジャネイロの団体銀、個人銅メダリストである14歳年上の水谷隼を破った。許キン(中国)にベスト8で敗れた
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