高火力コンピューティング上で画像識別器を動かすと、より高速に処理できるようになります。本連載では随時その手順についてもご紹介させていただきます。 また、本記事のソースコードは、https://github.com/palloc/AI-WebService/tree/master/source1にまとまっています。 識別器を使う準備 本記事は、Ubuntu16.04、Python2.7.11を想定しています。CPU環境、GPU環境どちらでも実行できるように両方の手順を示すのでGPUはあってもなくても構いません。GPU環境を使いたいという方は、事前にこちらを参考にセットアップしてください。 Chainerのインストール 今回は機械学習フレームワークであるChainerを用いて、出来合いの画像識別器をダウンロードして使用します。 Chainerのインストール自体はとても簡単で、以下のコマンドを打