大手旅行サイト「楽天トラベル」のポイントを得る目的で、うその予約をしてホテルの業務を妨害したとして、警視庁は、ともに住所不定、無職の村中健(28)と小原健作(27)の両容疑者を偽計業務妨害の疑いで逮捕したと7日、発表した。同庁は、2人が今年2月から同サイトを通じて全国のホテル約1600軒の計約2万8千部屋を予約し、ポイントを不正に得ていたとみて調べている。 当時、同サイトは予約しただけでポイントが得られる仕組みだったという。楽天トラベルは「現在はシステムを改良し、ポイントの不正取得はできない」としている。 2人は調べに「ポイントがほしくてやった。週に数十万円分を稼いだ」と供述。ポイントはゲームソフトやCDと交換し、転売して生計を立てていたという。 捜査1課によると、村中容疑者は3月29日、携帯電話から楽天トラベルの予約サイトに接続し、宿泊するつもりがないのに、東京都豊島区内のビジネス