救う会・家族会・拉致議連の代表が訪米の日程を終え帰国しました。それぞれ忙しい中誠にご苦労様でした。 さてしかし、今回米国側に理解を求めたという「親世代の家族が存命のうちに全拉致被害者の一括帰国が実現するなら、我が国が北朝鮮に人道支援を行うことに反対しない」という救う会・家族会の運動方針について、私は反対せざるを得ません。理由は次の通りです。 (1)そもそも「全拉致被害者」がどこまでを指すのかが不明 「全拉致被害者」が何人いて、誰がどこにいるのかを把握している人間はいません。金正恩でも分からないでしょう。もちろん日本も米国も韓国も中国も全体は把握していないはずです。しかもグレーゾーンのような人(騙されて北朝鮮に行ったケースなど)はどこまでが拉致と言えるのか不明確です。また日本国籍でない拉致被害者、金田龍光さんや高敬美・剛姉弟などはここに入るのでしょうか。 (2)従って誰も検証できない 誰も把