邦盤シングルCDの売れ行きは前年比3%増。AKB48「さよならクロール」がオリコン歴代最高の初週売上176.3万枚を記録、嵐「Calling×Breathless」も自己最高記録の初週売上75.6万枚と、このあたりが数字を引っ張っているのは間違いない。 もちろん、この辺の現象に対しては握手券とか投票券とか複数枚買いだとか揶揄するようなモノ言いはとても多いんだけど、個人的には「オリコンのシングルチャート」というものの持つ意味がすでに変質している以上、薄っぺらい批判には意味が無くなってきているなーと思っている。 つまり、いわゆる「AKB48商法」への批判というのは、その多くがチャートをハックする振る舞いへの嫌悪感の表明であり、その裏側にはいまだ「シングルCDパッケージの売れ行き順位」がある程度の権威性を持っている、つまりヒットしている(=世間で流行している、よく聴かれている)音楽を上位順に並べ
ネクソンのIR部長に就任された大和史明さん、いまもインデックス現任とされる秋草慎吾さんら、具体的な関係者の名前と共に、木村剛さん時代の日本振興銀行やその関連会社およびNISグループとその派生ファンドあたりが取り沙汰されております。 細かい話は先週のメルマガに書きましたが、売上の水増しによる粉飾というよりは、当時のインデックス・ホールディングスの資金繰り、すなわち銀行団との折衝において経営が改善しているという状態をどう維持するのかという命題に対して出した答えがぐるぐるしかないという話だったようですね。 人気ゲーム会社に粉飾決算の疑い http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130612/k10015238371000.html 当然、大和史明さんはネクソンに移り、かの著名なグループスの面白取引の窓口をされていたわけですね。どんな仕組みがそこにあったのか、その振り込
OVAアニメの「劇場上映&BD先行販売」確立の経緯とは?『機動戦士ガンダムUC』バンダイビジュアル・チーフプロデューサーに聞く 映画業界で着実にビジネスの幅を広げているODS(非映画コンテンツ)。スポーツやコンサートの生中継、「MET」や「シネマ歌舞伎」などの収録ものなど、ODSの形は様々だが、その中の1つとして既に浸透しているのが「OVAアニメの劇場上映&ブルーレイ発売」だ。OVAアニメを、発売に先駆けて劇場で2週間限定上映。同時に、その劇場でブルーレイも先行販売するものだ。 このビジネススキームを確立したパイオニア的な作品が『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』。10年2月より上映を開始し、限られた館数・上映期間にも関わらず、最新作の第六章(13年3月上映)は興収1億円を突破。毎回驚異的な館アベを記録し、ブルーレイの劇場販売も即完売。物販も劇場の売上に大きく貢献している。 その後スター
本サイトでも既報の通り、レンタルビデオチェーン最大手のTSUTAYAが、独占戦略を強化している。 『批判殺到! 『スパイダーマン』新作がTSUTAYA独占のワケ』 『TSUTAYA、独占レンタルを倍増…ゲオの1本50円に高値戦略で対抗?』 現在、80円、50円といった低料金を打ち出すGEOとの価格競争が泥沼にはまりこんだTSUTAYA。この状況を打開するための戦略の一つとして『アメイジング・スパイダーマン』など、人気タイトルのレンタルを独占。これによって下落するレンタル価格を維持したい考えだ。こうしたTSUTAYAの動きに対して、横浜でビデオレンタル店「ファレノ」を経営するヤタ企画・矢田公司氏が待ったをかけている。昨年、TSUTAYAの『アメイジング〜』独占レンタルを差し止めるために訴訟を起こした原告団の一人だ。 「ソフトメーカーであるソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)が、『
2/17の「東京23区内の街のレコード屋」の件、たくさんの方に見てもらえまして、また「ここにもあるよ」「ここにあったはず」という報告も多数いただきました。 ということで、報告いただいたところを中心に回ってきました。 結果、「東京23区内の街のレコード屋」、3店舗追加して合計43店舗。 その他「ここにあったはず」について確認してきたところを中心に閉店したところも。 <現存> ■杉並区:ツツ井サウンド 久我山店(京王久我山駅) ■台東区:リズム(JR上野駅) ■荒川区:オガワデンキ(日暮里駅) ※撮影日は「社員研修のため休業」 <閉店> ■新宿区:ツツ井サウンド 新宿店(西武中井駅) ■大田区:ツツミ(東急矢口渡駅) ■目黒区:音楽堂(東急学芸大学駅) ■世田谷区:世界堂(小田急経堂駅) ■杉並区:サイドワン(京王永福町駅) ■中野区:ゆうき堂(西武富士見台駅) ■練馬区:ミュージックゲート(
たぶん、あさってには忘れられるニュースなんだけど、構造自体は数年以上にわたって連続的に起きていた結果だ、ということも多いんですよ。 事実関係は、もうこのエントリーでほとんど言い尽くされているのです。あとは、より深いレイヤーの部分の問題だけ。 音楽業界はどうヤバくてどうヤバくないかの話 http://magamo.opal.ne.jp/blog/?p=545 で、お題となったニュースは「音楽市場において、ライブやコンサートの売り上げがCD、DVDなどの円盤売り上げを超えました」という話。ぶっちゃけリンクなんかいちいち貼るまでもなく、そんなの当たり前だと思ってた。CDなんて、買わないでしょ音楽好きな人だって。 ドリルを買う人は、ドリルが欲しいのではなくて穴を開けたいのだ、という理屈に近い。厳密にはもちろん違うけど。でも流通経路が変わり、割高な装置産業よりも簡便にダウンロードできれば欲しいものが
ここ5~6年の音楽業界では、CDの売上低下を補うように、コンサートビジネスが活発化している。中堅の歌手やバンドが、年2回のコンサートツアーを行うのは当たり前となり、コンサート会場で販売されるグッズも数多く企画・開発されてきた。しかし、チケットの売れ行きに異変が起きているという。あるイベント関係者が解説する。 「ここ1~2年で、チケットが瞬時に売れてしまう公演と、いつまでたっても売れない公演が二極化する傾向にあるんです。人気の夏フェスや、Mr.Children、AKB48などのチケットは熱心なファンでも入手困難な状況ですが、中堅バンドになると6~7割も売れればいいほうで、開催日間際のディスカウント販売も当たり前になってきています。そのため、人気公演をめぐって、コンサート企画会社やチケット販売会社が熾烈な争いを繰り広げています」 そんな中、音楽業界ではよく知られたコンサート企画・運営会社である
知的所有権の保護が厳格な米国では、マネジメントさえきちんとすれば、有名人は死後も莫大な所得を得ることができる。 2011年7月に、2年にわたる世界ツアーを終えたロックバンドのU2は、1つのツアーの総収入として史上最高額の7億4000万ドルを得、ローリングストーンズが保持していた記録を塗り替えた。 ところが、U2のツアー開始と同時期にこの世を去った歌手のマイケル・ジャクソンは、死後2年でおよそ10億ドルを稼いだと推定されている。 マイケルは、2010年にフォーブス誌が発表した「死亡後に稼いだ有名人」番付では断トツの1位となった。トップ10入りした他の有名人の収入をすべて足しても遠く及ばないほど、彼は死んでから稼いでいる。 死後に稼ぐ有名人は、歌手や俳優にとどまらない。エルビス・プレスリーやマリリン・モンローと並んで常に番付入りしているのは、舌をぺろっと出した写真が有名な、物理学者のアインシュ
「最近○○のせいで、結婚しなくてもいい、恋愛をしなくてもいい、という男子が増えているんですって」 そんなことを話しかけられたのは、騒がしい飲み会の最中だった。思わず聞き返した。 結婚しなくてもいい、恋愛をしなくてもいい。そんな気分にさせてくれる魔法が、どこの世界にあるというのだろう。 「え、よく聞こえなかった。それって」 「テンガですよ、テンガ」 テンガがTENGAと書くアダルトグッズであるということは、帰宅してインターネットのサーチエンジンで調べて知った。それはTENGAがデビューして半年ほど経ったころで、一部の好事家だけのものではなくなり始めた時期だったのだ。それから何ヶ月かして、あの事件が起きる。財団法人日本産業デザイン振興会が主催する、グッドデザイン賞の東京ビッグサイトの展示会で、一次審査を通過したにもかかわらず、突然TENGAブースに撤去が申し渡されたのだ。自己の仕事に誇りを持つ
映画「ソーシャル・ネットワーク」は、コミュニケーションの下手な主人公がSNSを作り、それで得た経済的な成功と引き換えに友達を失う……。という現代の寓話的な内容だったが、ITベンチャーに関わる仕組みや人々の描写はやけにリアルだった。 ジャスティン・ティンバーレイクが演じるNapster創業者のショーン・パーカーを見ながら、私はずっと思っていたことがある。もし日本のITベンチャーシーンを映画化するとしたら、必ずどこかに登場しなければならない人がいるなと。 それは、古くは天才プログラマー「nt」として、最近では「OTOTOY」(オトトイ)という音楽配信サイトの運営で知られる竹中直純(たけなか なおずみ)さんだ。 彼はOTOTOYの前身となる音楽ソーシャル・ネットワーク「recommuni」を2004年10月に立ち上げ、その直後にタワーレコードからCTOとして招かれ、適法化されたナップスターの国内
日本人の受賞ラッシュに沸いた米最高峰の音楽賞「第53回グラミー賞授賞式」。舞台裏では本命視されたあるアーティストの落選や、視聴率に悩む米国テレビの“大人の事情”があった。(夕刊フジ) 米マスコミが注目の最優秀新人賞には、若干16歳のスーパースター、ジャスティン・ビーバーが“ガチ”と思われていた…。ところが、フタを開けてみればジャズ・アーティストのエスペランサ・スポルディングが受賞。会場がどよめいた。 「ジャスティンが受賞したら、男性ソロ・ボーカリストとしては最年少受賞だったのに…」と肩を落としたのは審査会場の地元ジャーナリスト。 12歳の時に投稿した「YouTube」の動画がきっかけで、デビュー。2009年11月に発売されたデビューアルバムは全米で100万枚を突破し、セカンドアルバム「My World2・0」で、ビルボード全米1位。スティービー・ワンダーに次ぐ最年少記録だった。 グラミー2
■ CDが売れない、でも音楽産業は「活況」の理由 「レコード」よ、今までどうもありがとう - JBpress どうも違和感を感じる記事。「レコード産業=音楽産業」ではないのは同感なのだけれども、そう言っても音楽産業の中核をなしていたレコード産業がうまくいっていない中で「音楽産業は活発」とまでは言い切れないんじゃないのかな。「レコード産業⊂音楽産業」である以上、音楽産業から除外して考えるわけにもいかないと思うのだが。 もちろん、CDが不調な一方で、別の分野が好調だというのは間違いないのかもしれないけれど、この状況が将来的にどのような影響をもたらすのかを考えると、あまり楽観視することもできないかなぁと思ったりもする。 著作権使用料徴収額の推移から オーディオディスクが不調な一方で、インタラクティブ配信、ビデオグラムが伸びてきている。着メロに始まり、着うた、着うたフル、PC向け音楽配信、ビデオ共
2011/1/5追記 多数のアクセスいただいてありがとうございます。 blog更新は不定期なので、 ツイッター @fujita_nzm もぜひフォローをお願いします。 ※息抜きの記事も書いています。 「京都人でも知らないパワースポット5選」 お時間があればぜひご覧ください。 --------------- バードカフェおせちの件。 これに関して「おせち」の裏側で何が起こっているのかを 書いておきます。 今回の事件は「カフェ」のオーナーがおせちをたくさん 作ったけどクレームが殺到したということです。 500個詰めるの意外と(あるいは超)大変、っていう誤算が あったと思うのですが、それ以外にも多分、不慣れな誤算が あったんじゃないかと思います。 それは、年末はおせち用の食材の価格が急激に高騰する ってことなんですね。 鯛の子にしてもいくらにしても数の子にしても活エビにしても、 年末は普段の2倍
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