1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定し、44年ぶりに選挙権が回復した袴田巌さん(88)は25日、浜松市役所で衆院選と最高裁裁判官国民審査の期日前投票をした。同行した姉ひで子さん(91)は「(投票は)死刑囚ではなくなったと認識をさせるための大きな一歩」と笑顔で語った。 袴田さんは投票に当たり、宣誓書の氏名欄に自ら漢字で「袴田巌」と記した。投票用紙に記入を終えると、ひで子さんらに支えられながら投票箱に入れた。 報道陣の取材に応じたひで子さんは「巌の選挙権が復活し、とてもうれしい」と喜んだ。2人で投票所に行ったのは初めてという。
11月5日 国民審査の開票結果の確定値を掲載しました。 10月29日 国民審査の開票結果について識者談話を掲載しました。 10月28日 国民審査の開票結果(速報値)を掲載しました。 10月23日 「担当記者が動画解説 国民審査とは?」を掲載しました。 10月18日 「就任直後の裁判官も審査を受ける?」記事を公開しました。 10月17日 「女性の裁判官 なぜ少ない?」記事を公開しました。 10月16日 投票用紙の見本を掲載しました。 10月15日 「主な裁判の判断一覧表」と「裁判官へのアンケート」を追加しました。 10月14日 2024年国民審査サイトを公開しました。
38年前、福井市で女子中学生が殺害された事件で殺人の罪で服役した59歳の男性について、名古屋高等裁判所金沢支部は再審=裁判のやり直しを認める決定を出しました。 有罪の根拠とされた目撃証言について、決定では「捜査に行き詰まった捜査機関が関係者に誘導などの不当な働きかけを行った疑いが払拭(ふっしょく)できず、信用できない」と判断しました。 目次 前川さん “感無量 ほっとしています” 支援者からは“おめでとう”の声 前川彰司さん(59)は、1986年に中学3年の女子生徒が福井市の自宅で殺害された事件で殺人の罪に問われ、1審では無罪が言い渡されましたが、2審で懲役7年の有罪判決を言い渡され、最高裁判所で確定しました。 前川さんは一貫して無実を訴えて服役後に再審=裁判のやり直しを求め、2022年、名古屋高裁金沢支部に2回目の再審請求を行いました。 審理では「事件が起きた夜に服に血が付いた前川さんを
著者 御厨 貴 、朝日新聞出版 カミソリ後藤田。そして、ミスター司法行政。団塊世代の私にとって、この二人は、「敵」陣営のカリスマ的ご本尊でした。でも、今の若い人には、どれだけ知られているのでしょうか・・・・? 後藤田正晴は、東大法学部を出て警察庁長官になり、その後は内閣官房副長官となったうえ政治家となって、内閣官房長官から副総理まで歴任した。 矢口洪一は京大法学部を出て、裁判所に入ったものの、裁判所の中では「裁判をしない裁判官」として司法行政一筋に歩んだ。最高裁判所事務総長から最高裁判所長官になり、ミスター司法行政と呼ばれるほどのプロになった。 矢口は、裁判の本質は精緻な判決を書くことにあるわけではない、と言う。 後藤田は、常識さえあれば勤まるのが警察だ。秀才はいらない。秀才はかえって邪魔になる。性格が偏っているやつも邪魔だ、と言った。警察は、軍隊のような先手必勝ではない。後手(ごて)で、
裁判官、インサイダー取引か 金融庁出向中、TOB審査担当―監視委が強制調査 時事通信 社会部2024年10月19日11時18分配信 最高裁判所の石碑看板=東京都千代田区 金融庁に出向中の裁判官が、業務で知ったTOB(株式公開買い付け)情報などを基に企業の株式を売買した疑いがあるとして、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(インサイダー取引)容疑で強制調査していたことが19日、関係者への取材で分かった。 米テスラ株主、マスク氏を提訴 株1.2兆円売却、インサイダーか 最高裁は若手裁判官らに幅広い経験を積ませるため、行政機関などに出向させている。 関係者によると、裁判官は30代男性で金融庁に出向中。企画市場局企業開示課でTOBを予定する企業の書類審査を担当していた際、TOB情報などを基に企業の株式を本人名義で売買し、利益を得ていた疑いがあるという。 監視委は今夏以降、この裁判官の関係先を強
大阪地検特捜部が捜査した横領事件で無罪が確定した不動産会社の元社長が違法な捜査だったと国を訴えている民事裁判で、最高裁判所は、検事の取り調べの様子を録音・録画したおよそ18時間の映像の開示を認める決定をしました。取り調べの映像は刑事手続き以外での使用が制限されていて、最高裁判所が民事裁判での開示を認めたのは初めてです。 無罪が確定した大阪の不動産会社「プレサンスコーポレーション」の元社長、山岸忍さんが国に賠償を求めている民事裁判では、大阪地検特捜部の検事が山岸さんの元部下に行った取り調べの違法性が争点となっていて、大阪地方裁判所は取り調べを録音・録画したおよそ18時間の映像の開示を命じました。 しかし、大阪高等裁判所は元部下のプライバシーが侵害されるおそれがあるなどとして開示の範囲をおよそ50分に限定する決定をし、山岸さん側が不服を申し立てていました。 これについて最高裁判所第2小法廷の草
1966年に静岡県のみそ製造会社の専務一家4人を殺害したとして、強盗殺人罪などで死刑が確定した袴田巌さん(88)を無罪とした再審判決について、検察当局が8日、控訴を断念する方針を固めたことが関係者へ…
たとえば北村紗衣氏*1に雁琳氏が控訴審で負けたことを問題視する、「魚か@naakass」氏*2のツイートがある*3。 やはり状況を大きく変えるためにはブラジルみたいに物理的に司法を取り囲んでの現状変更のための自力救済に動かないとダメってことなんだろうか???しかし司法の女割りとキラキラバグで今後もどんどん被害者が増えていくだろうしで。。。司法自体に自浄作用はなさそうだから。改革は必要だし。。。 https://t.co/0nS5TGfBjY— 魚か (@naakass) 2024年9月11日 やはり状況を大きく変えるためにはブラジルみたいに物理的に司法を取り囲んでの現状変更のための自力救済に動かないとダメってことなんだろうか???しかし司法の女割りとキラキラバグで今後もどんどん被害者が増えていくだろうしで。。。司法自体に自浄作用はなさそうだから。改革は必要だし。。。 しかしこう現状そういう
袴田巌さんへの再審無罪判決から2日目となる9月28日、日本弁護士連合会主催の市民集会「司法に翻弄された58年間~袴田事件判決と今なお続くえん罪被害」が東京・霞ヶ関の弁護士会館で行われ、会場とオンラインで合計350人が参加した。 「弟の犠牲を生かして!」 初めに、袴田さんの姉ひで子さんがあいさつ。拘禁症の影響で出廷できない弟に代わって判決を聞いたひで子さんは、「とてもうれしい」「裁判長からねぎらいの言葉までいただいて、本当にありがたい」と喜びを語ったうえで、再審請求などの手続きを定める再審法の改正を訴えた。 袴田ひで子さん「弟が47年7か月拘置所に入っていました。そのこと(=犠牲)を何らかの形(で生かすこと)にしないと、私も思い残すことになります」 「証拠の捏造は犯罪だ」と弁護士 続いて、弁護団事務局長で袴田さんの主任弁護人の小川秀世弁護士が講演。「(判決の)最初で『3つの捏造がある』と言い
無罪が言い渡されたのは袴田巌さん(88)です。 58年前の1966年に、今の静岡市清水区でみそ製造会社の専務一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田さんの再審は去年10月から開かれ、あわせて15回の審理が行われました。 26日の判決で國井恒志裁判長は「1年以上みそに漬けられた場合に血痕に赤みが残るとは認められず、『5点の衣類』は事件から相当な期間がたった後、捜査機関によって血痕を付けるなど加工され、タンクの中に隠されたものだ」と指摘しました。 そして「袴田さんの自白は非人道的な取り調べで得られたため任意性に疑いがあり、当時の裁判で無罪の可能性が否定できない状況にあった。衣類を犯行時の着衣としてねつ造した者としては、捜査機関以外に事実上想定できない」と述べました。 その上で「5点の衣類」と警察が袴田さんの実家を捜索した際に見つかったとされる「5点の衣類」のズボンの切れ端、それに過去の裁判
やじ排除で賠償命令確定 55万円、道警側上告退ける―最高裁 時事通信 社会部2024年08月20日23時21分配信 北海道警のやじ排除を巡る訴訟の最高裁決定を受け、記者会見する原告の桃井希生さん(左)と大杉雅栄さん=20日午後、札幌市 2019年参院選での安倍晋三元首相の応援演説にやじを飛ばした札幌市の団体職員桃井希生さん(29)が、北海道警の警察官に排除され精神的苦痛を被ったとして道に損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は19日付で道側の上告を退ける決定をした。裁判官5人全員一致の意見。表現の自由を侵害したとして道に55万円の賠償を命じた二審判決が確定した。 検事発言、国に賠償命令 取り調べで「ガキ」―東京地裁 二審札幌高裁判決などによると、桃井さんは19年7月、安倍元首相がJR札幌駅前で行った街頭演説の際、「増税反対」「自民党反対です」などと大声を上げた。警備に当
団体が著作権を持つ画像を動画の中で許可なく使用されたとして、人権団体「のりこえねっと(ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク)」が、「暇空茜」を名乗る男性を著作権侵害などで訴えた民事訴訟の判決言い渡しが東京地裁中目黒庁舎で行われ、杉浦正樹裁判長はのりこえねっとの訴えを認め、「暇空茜」(本名・水原清晃)氏に合計110万円の支払いを命じたほか、この画像の写真使用や公衆送信を禁じた。 暇空氏はのりこえねっとが自身のYouTube動画に対して著作権侵害の申し立てを行ったことについて、虚偽の申し立てとして2022年12月に提訴。しかし2023年8月の判決で、のりこえねっとに著作権があることが確認され、暇空氏が敗訴していた。今回の敗訴でのりこえねっとに対しては2回目の敗訴となる。 発端は暇空氏がYouTubeの中で一般社団法人Colabo代表・仁藤夢乃氏の画像を使ったこと。この画像はの
元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が19日、自身のユーチューブチャンネルを更新。「ダウンタウン」の松本人志が「週刊文春」の発行元である文藝春秋を訴えた裁判をめぐる場外バトルについて言及した。 松本の代理人である田代政弘弁護士が、被害を訴える女性A子さんの出廷妨害を画策していたと文春が報じた。田代弁護士が探偵業者に依頼しA子さんを尾行。またA子さんから相談を受けていた弁護士X氏にA子さんに出廷しないようにと説得を依頼したという。 18日発売の週刊文春で、それまでX氏となっていた中村信雄弁護士が実名を明らかにし、「私は田代弁護士から『A子さんに証言台に立たないようにしてほしい』という旨の打診を受けた。それは紛れもない事実です。私はその申し出を拒絶したのは、なにより性的行為を強要されたとするA子さんのお話が真実であり松本さんのおぞましい行為に憤りを感じていりからです」などと記事の中で述べて
イギリス文学者で武蔵大学教授であり、フェミニズム批評で有名な、北村紗衣教授に対する悪質な誹謗中傷について、本日、東京地裁は、加害者に金220万円の高額賠償を命じる判決を下しました。 この事案では、加害者側がカンパを募ったことが賠償額の増額事由として考慮されています。被害者ではなく加害者がカンパを募る「誹謗中傷ビジネス」に対して、裁判所が歯止めをかけた重要な貴重な判決だと評価してよいと思います。 判決はこちらのリンクからご覧ください↓ 東京地方裁判所 令和4年(ワ)第4632号 判決 ————– 北村紗衣先生のコメント まずは弁護団の皆様と、傍聴などで支援してくださった皆様に心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。皆様の努力と励ましなしに今回の判決は無かったと思います。 私はお金が欲しくてこの裁判を行ったのではありません。自分の名誉を守るために、そしてこうした行為が許されては
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