立憲民主党の新代表に野田佳彦さん、関心が薄い代表選の副産物として安倍晋三カツカレー事件の犯人が見つかる
著者: 山口 周 半蔵門線の新駅「神保町」 かつて、東京メトロ半蔵門線はたった5駅しかない小さな路線であった。渋谷-表参道-青山一丁目-永田町-半蔵門で終わり。それが三越前まで4駅延び、神保町を通るようなったのは1989(平成元)年、私が中学2年のころである。 田園都市沿線に実家があった私は、自宅から乗り換えなしで神保町へ出られるようになった。真新しい駅のホームの壁面には、積まれた本のイラストがあしらわれ、「本の街」をアピールしていた。今もホームの壁面はそのまま同じ絵だ。 今も変わらぬホームの壁面 中野書店・漫画部と欧風カレーボンディ 神保町はカレーの街、B級グルメの街でもあるが、それは大学生になってからのこと。食事を自宅で食べる中高生にとって、神保町へ行く目的は純粋に“本を買う”一択で、買った本を喫茶店で優雅に読むことすらほとんどなかった。 主にマンガを買うことが目的で神保町へ出かけてい
一般化した麻雀用語 一般化した麻雀由来の表現が使われなくなりつつあるのかもしれない,そう思った最初のきっかけは授業で取り上げた例に出てきた正面に(座って)いる人を指す「トイメン」という表現を多くの学生が理解できないということに気付いたことだった。 ある特定の領域で使用される表現の「意味」がより拡張され一般的にも使用されるようになるという現象は珍しくなく,日本語だと野球関係の表現に例が多い(「変化球」「代打」等)。麻雀由来の表現でも,「メンツ」「リーチ」や「テンパイ」から派生した「テンパる」等は今でも使われているだろう。 しかし,使用されている表現でも麻雀由来だと知っている学生はどうもそれほど多くないようで,私の授業で聞いてみたところ「リーチ」は英語の"reach"から来ていると思っている学生がこれまで複数人確認されている。「もう少しで届くから」だと言う。なかなか良い線だと思う。他の教員から
大阪市内の地下鉄などを運営する大阪メトロが発表した地下鉄駅の改装デザイン案に対し、インターネットで「悪趣味だ」などとする反対署名が相次ぎ、同社は27日、ホームページに釈明のコメントを掲載した。「デザイン案を具体化していく過程で、お客さま・地域の皆様の意見もしっかり聴く」としている。 大阪市営地下鉄が民営化され、今年4月に営業を開始した大阪メトロは7月、御堂筋線と中央線の計15駅を改装すると表明。今月20日にデザイン案を発表し、ホームページに動画を掲載している。 300億円を投じる改装は今年度から始まり、2024年度までに完了予定。デザイン案は各駅にコンセプトがあり、森ノ宮駅は「森」で天井が緑の木々に覆われる。堺筋本町駅は「船場町人文化」で、天井に「かんにんしてや」などと記載。淀屋橋駅は「歴史」できらびやかな照明器具がぶら下がり、大阪城に近い谷町四丁目駅は「大阪城・金の茶室」で駅構内が金色に
Published 2018/12/21 13:30 (JST) Updated 2018/12/21 17:30 (JST) 戦前のメーデーの写真があった。ジグザグデモの隊列だった。密集した隊列で道路を占拠して進むのは違法だから、この後、警察当局と衝突したはずだ。労働者と経営・権力側が本来、どのような関係であるのかを、その1枚が示していた。 戦後、1979年のメーデーの写真は別世界のようだ。デモの先頭は大阪総評議長も務めた中江平次郎、その右に大阪府知事の岸昌、左に大阪市長の大島靖。みな、たすきをかけ、笑顔も見える。それから40年。今、労働運動はどこに歩み来ったのか。これからどこに向かうのか。写真を前に立ち止まり、考える。 大阪市中央区の天満橋駅近くにある府立労働センター4階に、労働運動や社会運動の資料を大量に所蔵する図書館がある。大阪産業労働資料館、通称「エル・ライブラリー」。エルはLa
その複雑な構造から「梅田ダンジョン」の異名を持つ大阪の梅田地下街。ある男の子が友達との待ち合わせ場所を見つけられず梅田地下街をさまよい続ける創作マンガに、Twitterで「まじわかる」「全攻略は無理ゲー」など共感が寄せられています。 主人公の少年は、軽い気持ちで友人との待ち合わせ場所を「梅田駅」に選択。足を運んでみると「梅田駅」という名称の駅はなんと5つあり、そのままダンジョンで迷子になってしまいます。思わず「俺、今どこに居るんだよ!?」と発狂。 梅田駅が5つ……だ……と……? 少年は梅田ダンジョンで半日以上さまよいましたが、梅田地下街からは抜け出せません。「約束とかもうどうでもいい! とにかくここから早く脱出したい!」と叫び、出口へダッシュ。しかし向かった先は工事中で、地上へ出ることすらできません。標識がない場所や辺ぴな場所へ続く道など、まともな出口にたどり着けず、「俺はもう一生梅田から
僕が入学した高校は、この地域では有数の進学校で、100年余りの伝統で知られている…というのが僕が聞いた前評判だった。 ところが、入学した途端に奇妙で恐ろしい風習にさらされ、ひどく困惑している。 入学式の翌日、体育館で全学年がそろった歓迎会のようなものが開かれた。伝統校であるゆえか、歓迎会に限らず、どんな集まりでも校歌を斉唱する。 当然僕は、入学したばかりだから、校歌の歌詞など覚えているはずもなく、なんとか上級生が歌うのについていこうとした。しかし、上級生男子の一部が、無駄に声を張り上げて歌うため、うまくついていくことができなかった。(今思うと、一年生が歌を聞き取れないように、わざとそうしていたのではないかと思う) なぜそこまで声を張り上げるのか腑に落ちないまま、会は終りを迎え、二・三年生は退場し、なぜか一年生だけが体育館に残された。 生徒会役員の自己紹介が終わった直後、閉じていた体育館の扉
一冊の本がある。1941年に出版された落語集「名作落語三人選」だ。七代目林家正蔵など当時の人気落語家3人の名前で出版された。タイトルは普通だが、ページをめくると、「緊めろ銃後」「防空演習」「隣組の運動会」……。国民の戦意高揚のために作られた「国策落語」がずらりと並ぶ。 その中に「出征祝」がある。登場人物は落語でおなじみ、ケチな大旦那に、小言が多い番頭さん、怒られ役の丁稚小僧に若旦那。ストーリーはこんな調子だ。 「出征祝」そのストーリーは……ある日、若旦那に召集令状が届く。店中は大喜び。お祝いをしようと番頭さんは「お頭付き」の魚を用意したという。ところが並んだのはイワシの目刺し。あまりのケチっぷりに丁稚の小僧さんたちががっかりしたところに若旦那が帰ってくる。 落語の若旦那といえば、だいたいは世間しらずなおぼっちゃんで、遊び好きと相場が決まっているが、この話ではしっかり者だ。頭を丸めて、戦争に
初期のオタク文化の時代は、まだ世の中に、一般人も社会問題に関心を持つべきだという左翼的な(保守主義者達は、人がその分限、職務を超えて政治的であることを好まないという点で)考えが世間に残っていたので、オタクとしても、そういう態度をとる傾向にあったのである。なまじオタク文化をいつかは世間に認められるものにしたいという野心のあるオタクほど、その必要を感じていた。「ゴジラのテーマは反核」「ガンダムは反戦」などという解釈、主張は、そういう空気を背景としたものであった。しかしこれは今日からみるとやはり滑稽に見える。これらの作品の一番力が入っていて、見どころとなる部分が、取ってつけたような政治的言及には無いことは明白だった。この問題は、作家がどういう意図でそれを作ったかということではなく、実際の作品がどうなっているかという話である。別の言い方をすれば、作家が言葉の上だけで考えたことではなく、芸術家として
最近、京都から群馬の高崎に移住したんだけど、 とにかく地方は住みやすい。 スゲェ住みやすいのに、 地元の人達が卑下する気持ちがわかったよ。 群馬のイメージ(風評)ってスゴイものがあるから、 最初はビビってたんだけど、高崎は言うほど田舎じゃない。 レベル感で言うと福島の郡山くらいかな。 駅前には大きなヤマダ電機(高崎が本社)もあるし、郊外にはもちろん巨大なイオンもある。 飯屋は多いし、コンビニも普通にある。車社会だから駅から離れても商業施設は沢山ある。 そもそも、関東から関西に移り住んで田舎の定義が変わったんだけど、 関西に越して「横浜は田舎っすよ〜」って言うとかなり失笑をくらった。 個人的にはホンキで横浜は田舎だと思っていたんだけど、 関西に住んで田舎=田舎ってことがわかった。 これはどういうことかって言うと、 田舎とはマジで何もないところ。 小学生の頃、夏休みにじいちゃんばあちゃん家に行
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