産経記事がアレなのは、記事のクォリティが産経レベルであるからだ。つまりは、産経記事は産経クォリティでしかない。そしてそのレベルの記事ばかり出すから産経クォリティとバカにされる。「菊正宗と肴」のネガティブ・フォードバックであり、その主張の内容も全くネガティブ版である。ネガティブ内容のネガティブ・フィードバックといったものだ。そして産経はこの輪廻から抜け出せる見込みはない。 その品質は見出しだけでも強烈である。社会部次長の河居貴司さんの署名記事「王将社長射殺3年 威信かけ犯人割り出せ」がそれだ。まずは「冤罪でもいいので捕まえろ」といった雰囲気を醸し出すものだ。 中身をみても、一見は無味無毒であるように読めるが、そこにはあるべき問題意識がなく、当の警察が慎重になっている従来のイケイケドンドン司法警察でしかない。 ■ 大事なのは威信 記事を読んでも警察の威信のためにとっ捕まえろといったロジックが垣