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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto (3)

  • 勝間和代十夜 第一夜 - ぼんやり上手

    第一夜 こんな勝間和代を見た。 散髪に行った帰り道、自分の前を勝間和代によく似た女が歩いている。 こんな夕時の田舎町に勝間和代とは珍しい。自分は勝間和代には関心があるほうだったので、思い切って声をかけた。 「ちょいとお尋ねしますが、あなた、勝間さんじゃありませんか」 振り向いた女は、ほほほ、と笑うだけで、質問に答えようとしない。けれどもその笑い顔がいかにも勝間和代にそっくりだったので、やっぱりそうだ、これは勝間和代だ、黙っていたって自分にはわかるぞ、と思った。方向も同じだったので、自然と女と一緒に歩くような形になった。 しばらくは得意な気分で女の横を歩いていたが、そのうち、だんだんとじれったい気持ちになってきた。 「あなた、あれやってくださいよ、あれ。当の勝間さんならご存知でしょう」 それを聞くと女は立ち止まり、にっこりと笑って言った。ようござんす、ただし決まりがあります。わたしがそれを

  • 2008年に面白かった本【後編】 - ぼんやり上手

    いよいよ後編。ここまでくると、読んだ時の印象とかあらすじをまあまあ覚えてるが多いので、だんだん文章が長くなってきました! 『奇蹟』 中上健次 前に書いた感想 http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20080712#p2 『岬』『枯木灘』といった「秋幸サーガ」と同じく、舞台は紀州・新宮の路地。「高貴で穢れた」中の血を引く青年タイチの短く激しい生が、極楽のような地獄のような路地の終焉と重ねあわせて語られます。 私は子どもの頃は郊外の住宅地育ちだったし、途中で引越しもしたし、町内会の行事はなるたけサボりたいしで、生まれ育った土地に強烈な磁力でひきつけられるようなそういう土着的な感覚は根っこのところで持ってないように思うんだけど、逆に自分に持ち合わせないものだからこそ中上健次が書くような世界にひきつけられる所があるのかもしれません。中上健次は一冊読むと何冊も続

    2008年に面白かった本【後編】 - ぼんやり上手
    bunoum
    bunoum 2008/12/31
  • http://d.hatena.ne.jp/ayakomiyamoto/20070802

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