2008 年 4 月 23 日( 水 )は、私にとって、生涯忘れられない日になりました。この日、ボブ ( ロバート E. カーン博士 ) と私は、遺伝医学の分野で指導的な役割を果たしたアメリカのビクター マキューズィック博士とともに、権威ある日本国際賞をいただきました。 ボブと私が 1970 年代にインターネット構造と通信プロトコルの研究をしていた頃、30 年後に東京の国立劇場で、多くの政府関係者、科学及び学術関係者のみなさまや、さらには、日本の天皇、皇后両陛下と同じステージ上に立つことになるなど、まったく想像すらしていませんでした。私たちが TCP とインターネット構造についての設計を開始した当初は、これが、世間に評価されることを望んだわけでもなく、また将来このように高く評価される可能性にさえ気づいていませんでした。 授賞式は、たいへん洗練され、格式があり、伝統的なものでした。もちろん私