(CNN) 米製薬会社などの研究チームが、HIV(エイズウイルス)の新種の亜型(サブタイプ)を19年ぶりに発見した。6日発行の学会誌に関連の論文が掲載された。 米製薬会社アボット・ラボラトリーズがミズーリ大学と協力して行った研究によると、見つかった亜型は「HIV-1グループM」に属する。これは世界的な感染を引き起こした亜型ウイルス群と同じタイプ。 HIVは複数の異なる亜型を持ち、他のウイルスと同様、時間とともにその性質を変化させることができる。グループMの亜型が新たに見つかるのは、亜型ウイルスを分類する指針が確立した2000年以降で初めて。どのような型のウイルスが広まっているのかを知るのは重要で、それが疾患を見つける検査の有効性を裏付けることにつながる。 米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・フォーシ所長は、現行のHIV治療が今回発見された亜型にも有効だと指摘。「パニックを起こす話では