渓谷の狭い道で待ち伏せにあった。切り立った崖に姿を隠した敵は、銃弾砲弾を容赦なく撃ち込んでくる。後続車は地雷を踏んで足止めを食い、戦闘ヘリが来るまでは自力で持ちこたえなければならない。物語は、武装勢力に破壊された村に救援物資を運ぶ外国部隊の奮闘を描く。厚い装甲で守られた軍用車両でも、数発の被弾で動きが取れなくなる。仲間の車両も火の車にされた。投降してもなぶり殺しにされるだけ。ならば最後まで闘うと決めた3人の兵士は、圧倒的な数的不利にもかかわらず、少ない弾薬で応戦する。一方で異変を察した司令部は空陸双方から救援部隊を送り込もうとするが、時間との戦いを強いられる。自動小銃と迫撃砲・ロケット弾といった20世紀の装備&山賊のようないでたちの反政府ゲリラと、ドローンなど近代兵器を駆使する少数精鋭の正規軍が対照的だ。 内戦中のイエメンに駐留するUAE部隊のアリ、ビライ、ヒンダシの3人は、パトロール中に
