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bookと物語に関するcastleのブックマーク (22)

  • フエンテス『聖域』:神話構造を現代に重ねる習作。根底にあるナルシズムのためにいやな小説になっている。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary フエンテス『聖域』(国書刊行会) は、メキシコの大作家フエンテスの習作。神話的な物語を現代に重ねて、大女優の母親にエディプス的に焦がれる自分を書いたものだが、最終的にその焦がれる対象が自分になるで、すべてがナルシズムでしかないことを露骨に示し、都合の悪いところは神話妄想でごまかすという、後のフエンテスのダメなところすべてが露呈している。 聖域 (1978年) (ラテンアメリカ文学叢書〈8〉) 作者:木村 栄一,C・フエンテスAmazon 最近出た「空気澄みわたる地」あとがきで「意味不明」と言われていたので、ずっと積ん読(冒頭の、ユリシーズは実はセイレーンの歌を聴いていなかった説まで読んだ)だったのを引っ張り出して読んでみた。 確かに意味不明と言われても仕方ない。が、自慢だけど、ぼくは結構、この小説の「意味」はわかるのだ。 が、『聖域』は意味がわかるとなお

    フエンテス『聖域』:神話構造を現代に重ねる習作。根底にあるナルシズムのためにいやな小説になっている。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    castle
    castle 2012/03/13
    「人々がそこ(人間関係と出自とアイデンティティ)から逃れられない状況がくどく描かれる」「フエンテスの悩みは、実は自分がメキシコに属していないこと、閉塞されず、とらわれていないことだ。彼はとらわれたい」
  • 松岡正剛の千夜千冊『死者の書』折口信夫

    castle
    castle 2010/12/03
    「折口が見つめていたのは『山越阿弥陀図』」「折口「私の物語なども、謂はば、一つの山越しの弥陀をめぐる小説、といってもよい作物」「日本人総体の精神分析の一部に当たることをする様な殊になるかも知れぬ」」
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    castle 2010/09/25
    蛭田昌人&剣乃ゆきひろ&高橋龍也・丸谷秀人・麻枝准・都築真紀・元長柾木・田中ロミオ・すかぢ・片岡とも・荒川工・枕流・虚淵玄&鋼屋ジン・高尾登山&星空めてお・那須きのこ・呉・御影・吉宗鋼紀&鬼畜人タムー ets
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    2024年下半期のフィルム写真たち ふと気がつくと2024年も残り僅か。 そしてふと振り返るとこのブログに掲載する写真がGRIIIで撮ったものばかりになっていたのだけど、決してフィルムに飽きたということではなく、フィルムはフィルムで淡々と撮り続けているし、モノクロもカラーネガもいつも通り自宅で…

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    castle
    castle 2010/08/11
    「村上春樹:30年も前にゲーム的な世界観を取り入れた手法が斬新/特に何にもしないけど世界を救えるよ/実情は見沢知廉が指摘するように「多極化」ではなく「単極化(グローバリゼーション)」が問題かもしれない」
  • [書評]ロスト・シンボル(ダン・ブラウン): 極東ブログ

    読書の少し捻くれた楽しみの一つは、上手に期待を裏切られることだ。ロスト・シンボル(ダン・ブラウン)(参照)はエンタテイメントの小説だからこの程度の仕立てに違いないという期待を持って読み進めると、ぽろぽろと崩れ落ちる。予想は微妙に外れる。期待は小気味よく裏切られる。その都度、シニカルな笑いが襲う。やられた。面白いじゃないか、これ。 テーマはフリーメーソンの謎だから、これは欠かせないという一連のネタが出てくる。お約束だ。出るぞ出るぞと思っていると出てきて、きちんと肩すかし。さすがによく練られている小説だ。犯罪小説ではないが十分にミステリー仕立てにもなっていて、誰が味方で誰が敵かは話の進展で変わっていく。 実質的な主人公である全身入れ墨の怪人マラークにはもう少し深みが欲しいところだったなと下巻半ばで思っていたら、どんでん返し。追求者ラングドンも一巻の終わりかというところで思わぬ逆転。純文学だった

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    castle 2010/08/09
    「予想は微妙に外れる。期待は小気味よく裏切られる。その都度シニカルな笑いが襲う。やられた~(フリーメーソンのお約束が)出るぞ出るぞと思っていると出てきて、きちんと肩すかし」「秘密はいかにして死ぬかだ」
  • 吉田常吉『唐人お吉 幕末外交秘史』など /トート号航海日誌(読書録)

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    castle 2010/06/23
    「ハリスは妾ではなく看護婦を求めていました~ハリスとお吉に行き違いがあったのはどうも通訳ヒュースケンのせい。自分で妾を求めたヒュースケンがハリスも妾を欲しているかのように幕府側を脅したようなのです」
  • らくだい魔女のホームページ

    「おたよりの部屋」ほぼ毎日更新しています☆ 9/5:「らくだい魔女のひみつ」を更新したよ~! ひさしぶりです!><! 4/28:おたよりの部屋のアイコンにセイラちゃんが追加されました^^!見てね☆ 2024.12.25 「らくだい魔女」最新刊、制作中です! 🎄みなさん、メリークリスマス🎄 今年もあと1週間ですね。 2024年はどんな年でしたか? 久しぶりに新刊が発売され、みなさんにまたお会いできたことが何よりうれしかったです🎁🎅🎁 日は『らくだい魔女と黒の城の王子』に続く、新刊のお知らせです! 『らくだい魔女とひみつの水族館』、来年発売予定で絶賛準備中です🐟🐟🐟 ✨お話の内容も少し✨ フウカたちは校外学習で、とある水族館に向かいます! この水族館は天才発明家ドルフィン博士とカレストリア学園の共同制作で、 「最新の未来型観光施設」とうわさされているところです。 フウカ、カリ

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    castle 2010/03/03
    「見習い魔女フウカのわくわくする冒険とちょっぴり初恋♪マジカルストーリーが始まります!」ケータイ小説的な。
  • asahi.com(朝日新聞社):「生きる違和感」に普遍性 サリンジャー氏を悼む 柴田元幸 翻訳家・東大教授 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「生きる違和感」に普遍性 サリンジャー氏を悼む 柴田元幸 翻訳家・東大教授2010年2月2日1982年5月11日、女優のエリーネ・ジョイスさんと話をするサリンジャーさん=AP書店に設けられたサリンジャーさんの追悼コーナー=29日、東京・八重洲、高橋雄大撮影 若者といえば反抗するもの、と相場が決まっていた時代、二十七日に亡くなったJ・D・サリンジャーの『キャッチャー・イン・ザ・ライ』(一九五一)は、そうした若者たちの必読書という観があった。たとえば一九六〇年代のアメリカでは、管理社会の息苦しさを精神病院に託して描いたケン・キージーの『カッコーの巣の上で』(一九六二)と、軍隊を舞台にやはり現代社会のいわば論理的な悪夢性を描いたジョゼフ・ヘラーの『キャッチ=22』(一九六一)とともに、『キャッチャー』は多感な少年の饒舌(じょうぜつ)な語り口を通し、大人の社会の画一性・閉塞(へいそく)性を糾弾する

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    castle 2010/02/02
    「若い頃に人がしばしば陥る(若いうちならまあ許容される)〈自分だけは純粋なんだ〉という思い」「明確な「敵」が見あたらない」「アイデンティティとは要するにそういった違和感を覆い隠すための物語にすぎない」
  • 戦う司書シリーズ - Wikipedia

    「戦う司書シリーズ」(たたかうししょシリーズ)は、山形石雄による日ライトノベルシリーズ。イラストは前嶋重機が担当している。スーパーダッシュ文庫(集英社)より2005年9月から2010年1月まで刊行された。第4回スーパーダッシュ小説新人賞大賞受賞作品[1]。 メディアミックス作品として、2008年3月から2009年10月まで、ウェブコミック誌『ウルトラジャンプエッグ』において、篠原九の作画で『戦う司書と恋する爆弾』が漫画化、連載された。また、2009年10月から2010年4月にかけて、『戦う司書 The Book of Bantorra』のタイトルでテレビアニメが放送された。 図書館の『』に死者の全てが収められる世界。その世界に生きる、記憶を、思考することを奪われ、胸に爆弾を埋め込まれた少年コリオ=トニスら3人は『』の鉱山町であるトアットを訪れる。彼は、世界最強の武装司書であるハミュ

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    castle 2009/11/02
    「「人間が死ぬと、その魂は『本』になる」という世界を舞台にしたファンタジー作品。『戦う司書と恋する爆弾』は第4回スーパーダッシュ小説新人賞の大賞受賞作品」「「武装司書」と「神溺教団」との戦い」
  • 平野啓一郎さん「ドーン」 2009-07-15 - Just For Unknown

    立山黒部アルペンルート横断&富山旅行記 なぜ富山? 事前準備 ざっくりと予定を立てて、宿の予約をする 立山黒部アルペンルートの切符を買う JRの新幹線の事前受付の罠 はじめての新幹線eチケットサービス 「特定都区市内制度」が適用対象外であることを知る 新幹線eチケットがモバイルSuicaに紐づけられてい…

    平野啓一郎さん「ドーン」 2009-07-15 - Just For Unknown
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    castle 2009/07/22
    「個人はTPOによって振る舞いを変え、その一つ一つに現れる個人を、分人(dividuals)とする。それは散影(divisuals)というシステムとセットになって論じられているが、TPOによって変わる人の振る舞いに、人格を与えたもの」
  • 『ドーン』目次、サイン会情報など - 平野啓一郎 公式ブログ

    暑いですねぇ。。。 日中、仕事の関係で銀座を歩いていたのですが、なんというか、先が思いやられる暑さでした。 さて、『ドーン』刊行記念サイン会が、丸善丸の内店で7/19(日)14:00〜から行われます。 『決壊』の時にも、お世話になった書店さんで、前回もたくさんの方が来てくださいました。 夏休みにちょうど入る時期ですが、お時間のある方は、どうぞお立ち寄りください。 直接、感想を聞かせてくださるとうれしいです。お会いできるのを楽しみにしています。 一方、アマゾンはこちらです↓ 刊行は9日ですが、予約はすでに受けつけています。 あわせてご利用ください。 ドーン (100周年書き下ろし) 作者: 平野啓一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/10メディア: 単行購入: 31人 クリック: 413回この商品を含むブログ (86件) を見る 今回は、試みとして、連続テレビドラマみた

    『ドーン』目次、サイン会情報など - 平野啓一郎 公式ブログ
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    castle 2009/07/22
    「各章題名抜粋:重力の楽園・裸の人間・愛が媒介する・見えない群・誰にとっても厄介だった人間・悪と恥、それに、混乱・〈わたし〉という名の〈わたしたち〉・永い瞬(またた)きの終わりに・何かがそっと頷いた」
  • Amazon.co.jp: 日本の呪い: 闇の心性が生み出す文化とは (光文社文庫 こ 16-3): 小松和彦: 本

    Amazon.co.jp: 日本の呪い: 闇の心性が生み出す文化とは (光文社文庫 こ 16-3): 小松和彦: 本
    castle
    castle 2009/03/03
    「「呪い」システムを迷信だからと切り捨てるのではなく、またタブーだからと口を閉ざすのではなく、社会的な産物として科学的に「なぜこのような心理になるのか」「なぜ共同社会がこう動くのか」を考えるのは必要」
  • 物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 : 404 Blog Not Found

    2008年04月28日14:00 カテゴリ書評/画評/品評Love 物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 読了。 世界の電波男 田透 田透は物語作者としては二流以下だが、物語論者としては日における最高峰だと改めて実感。 今まで私が読んだ物語論の中で、最も楽しめ、かつ納得した一冊。 書「世界の電波男」は、「物語とは一体何か」、そして「なぜ、我々は物語を必要とするのか」を、数多の物語を追いながら、「喪男」(モダン;後述)の立場から説いた一冊。 出版の都合上からは「電波男」の続編に当たるが、むしろ「喪男の哲学史」の続編にして「なぜケータイ小説は売れるのか」の完全版とみなした方がいい。 目次 - Amazonより 第1部 人はなぜ物語を求めるのか? 「現実」という物語に踊らされる人々/願望充足の予感/「自我」と「自意識のツッコミ」/物語の8つの類型 第2部 人類が求めた物語の8類型

    物語論の最高峰 - 書評 - 世界の電波男 : 404 Blog Not Found
    castle
    castle 2008/04/28
    「物語8類型:英雄 力への憧れ/怪物 社会に受け入れられず、反転した力/時間/空間 理想郷に救いを求める・この世界を破壊する/永劫回帰/人間萌え 人間に救いを求める/空想萌え/人工萌え 人工物に救いを求める」
  • 「おっ」と思った小説の冒頭をあげるスレ:アルファルファモザイク

    任天堂、カメラ機能や音楽機能を搭載した携帯ゲーム機「ニンテンドーDSi」を11月発売 10月2日(木)

  • 松岡正剛の千夜千冊 : 『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ドストエフスキー

    castle
    castle 2008/03/13
    「いったいこの世界に他人を赦す権利をもっている者などいるのだろうか」「ゾシマは、イヴァンと対決したのではなく、イヴァンをも包んだ」「ロシア人は神をどのように扱うか」「(日本人は)つねに多神的で多仏的」
  • 『狂骨の夢』 - 魔王14歳の幸福な電波

    相変わらず、ひと続きのシーンがものすごく長いですね。たとえばお酒の席で始まったちょっと込み入った長話……程度のシーンが、この作品ではなんと100ページ近くもかけて描写されたりしています。 だから全体の長さが1000ページ近くあるのに対し、シーン数は20もあるかどうかというところ。そのせいかどうかは分かりませんけれど、読んでいる間の体感時間は驚くほど短いものでした。 これだけのことを書くのに、よくこれだけの長さの作品を……と最初は思いましたけど、そこに盛り込まれた内容量を振り返ってみるとたしかにそのくらいの文字数が必要だったようにも思えます。 今回は今までにも増して「相互に無関係に思える要素」が多く、物語はお話が進むにつれてどんどんしっちゃかめっちゃかに拡散していきます。単純に「人の仕業とは思えない」というレベルではなく、「たとえ超常現象を全面的に受け容れてみてもなお整合性が成り立たない」と

    『狂骨の夢』 - 魔王14歳の幸福な電波
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    castle 2007/10/15
    「読者は「物語を貫く一本の軸」を見極めることができないので、どこに焦点を定めるべきか分からず混乱」「これだけ拡散した要素を最終的には収束させて、整合性のある一本の物語に紡ぎあげる手腕は見事」
  • ジョージ・R・R・マーティン大人気大河ファンタジイ・シリーズ《氷と炎の歌》 : ハヤカワ・オンライン

    おそらくエピック・ファンタジイ史上 最高の作品といっていいだろう。 きわめて面白く、現実主義的でもある。

    castle
    castle 2007/09/01
    なんとなくブクマ。
  • 戯言シリーズWiki

    戯言シリーズと、関連作品である人間シリーズについての用語や話題まとめ、書籍紹介を作っていきましょう。IRCでの公開会話記録の利便性を向上しやすくするためにも活用できます。ファンのみなさまの参加をお待ちしております。 あちこちで感想記事などみかけたら、適切なところの関連リンクに入れておくと、みんなに便利になります。 about:ruleもご覧ください。こんな記事があると良いなどはToDoへ。書き込み練習はwrite:SandBoxでどうぞ。 「新規作成する人へのアドヴァイス」を下に追加しました。作成の前に一読ください。

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術

    をッ!というを検索すると、たいてい千夜千冊に突き当たる。セイゴォ式ウンチクに耳をかたむけつつ、類書を漁る。いわゆる「ソレ読んだら、コレなんて、どう?」的なオススメ。しかも肝をつかみとって教えてくれるので、これだけで読んだ気になれる。 「読書とは編集だ」と言い切るセイゴオ読書術は、なかなか面白い。読書術や読書論は、千夜千冊(全8巻)のあちこちに散らばっているが、特別巻「書物たちの記譜」にまとめられている。中でも、わたしにピクッとキたものをピックアップしてみよう(太字化はわたし)。 ■00 読書の謎 そこ(非線形読書のすすめ)に何を書いたかというと、われわれは読書によって書物にしるされていることを読んでいるとはかぎらないということを告げた。われわれは読書しているあいだに、アタマのなかで勝手な連想や追想や、疑問や煩悶をおこしているわけだから、ごく控えめに言っても読書とは、テクストの流れと自分の

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 松岡正剛の読書術
    castle
    castle 2007/07/23
    「私達は読書という行為を通じて自分の経験をやり直している。未知の分野に挑戦してみればいい。最初の数冊のハードルは高いが、こなれてくると速く読める。既に理解した思考フレームや用語を読み直しているから」
  • [書評]唯幻論物語(岸田秀): 極東ブログ

    岸田のは、たぶん二度と読むことがないだろうと思っていた。書を待ち合わせの駅の書店で見かけて手にしたとき、「あ、またか」と思った。パラパラとめくって、「くだらね」と思ったが、その後、このを買って読め買って読めと反復・強迫が始まった。なぜであろうか。岸田のを読むのは、ちょっと恥ずかしいという思いと、読んでもまたかよ損したぁというのが表向きのネガティブな思いではあるが、今回はなにかが違っていた。アレである、当のだけが知らせる直感のようなものがあった。もっとも、このあたりの好悪や評価は人によってかなり違うのだろうが。 なにげなくたらっと読み始めた当初は、ほぉ、小谷野敦「すばらしき愚民社会」への反論ということか、やっぱ、くだらね、とも思った。 ちなみに小谷野のこのは一読して、くだらねと読み捨てたものの、再読して評価を変えた。よいであるし、小谷野は誠実な人文学者さんであると思う。彼にし

    castle
    castle 2007/06/05
    「先生の命を代償に私に残す精神性とは何か」「ラカンはフロイトをただその時代の気風や集団のモードに合わせて説いていただけ」「意識の共同性についてはヘーゲルなどを読み解け」「本書にはフロイトの心髄がある」