ロッテからFA宣言し、メジャー移籍を目指していた小林宏之投手(32)の阪神入りが19日、決まった。20日に大阪府内のホテルで球団側と交渉を行うが、自主トレ先の沖縄・石垣島から大阪入りした小林宏は自ら阪神入団の意思を固めたことを明言。大リーグ移籍を断念して、生涯阪神でプレーする覚悟も示した。 小林宏の目は決意に満ちていた。20日の交渉を前に、大阪府内のホテルで「阪神さんで頑張ろうと思います。いろいろ悩んだけれど、選手として必要としてくれる球団で頑張るのが一番幸せ。きのうかきょうぐらいに決めました。今はスッキリしています」と自らの決断を明かした。 これまで小林宏は「アメリカが最優先。とことん待つ覚悟はできている」と、大リーグ移籍を目指して長期戦も覚悟していた。米7、8球団が興味を示す中、ツインズ、ナショナルズはメジャー契約も検討。しかし、今週になっても米球団から具体的な条件提示はなかった。