九州電力の「やらせメール」問題を調査している同社の第三者委員会の中間報告で、5月のインターネット中継でも佐賀県の古川康知事側が九電側に意見投稿を求めていた疑いが発覚した。新たに二つ目のやらせ要請疑惑が浮上したことで、知事の責任問題が県議会で再燃するのは必至。知事のこれまでの説明が食い違うことも第三者委は指摘しており、自らの責任はないと主張する知事に対し、辞任を求める声も出ている。 知事はこれまで、県議会の原子力安全対策等特別委員会で、自らの発言について「項目は合っているが趣旨やニュアンスが違う」と説明。古川知事と面談した九電幹部3人も同様の釈明をし、知事は一通りの説明は済んだとの認識を示していた。 しかし、同特別委員長である石丸博・自民党県議団会長は「報告の中に知事の話と異なることがあれば、委員からの要請に従い当然知事を再度呼ぶことになるだろう」と話した。これまで古川知事と九電幹部の説明が