全面禁煙の地下鉄駅構内で、職員の喫煙が相次いで発覚した大阪市交通局は、全ての市営地下鉄乗務員に、たばこはロッカーに保管し、勤務中は持ち歩かないように通知した。 度重なる禁煙の指示にもかかわらず喫煙して電車を遅らせた助役について、橋下徹市長が懲戒免職を検討するよう求める事態になっており、もう失敗を繰り返せない同局の苦肉の策だ。 1月に長堀鶴見緑地線車両内での運転士の喫煙が発覚し、同局は駅構内の禁煙を通知。しかし、その後の2月22日にたばこが原因とみられる火災が御堂筋線梅田駅で発生した。 また禁煙通知が出たが、今月3日、今度は四つ橋線本町駅の助役が駅長室で喫煙して火災報知機が作動し、電車4本が遅れた。 同局は、「喫煙は、地上の喫煙所へ」という従来の方針では生ぬるいと考え、今月6日、全運転士と車掌計約1250人に、たばこは出勤時にロッカーに置くよう求めた。 バス運転手約1100人にも、勤務時間中