印刷 関連トピックス前原誠司八ツ場ダム 八ツ場(やんば)ダム(群馬県)の建設の是非を検証してきた国土交通省関東地方整備局は13日、河川改修などを中心とする代替案に比べて、ダム建設が治水や利水で最も効果的とする検証結果をまとめた。前田武志国交相は同日の閣議後会見で「(早期建設を求める流域の)1都5県の知事たちのご意見は重い」と述べ、建設再開の可能性が強まってきた。 八ツ場ダムの建設中止は民主党の政権公約の一つで、政権交代直後の2009年9月に当時の前原誠司国交相が本体工事の中止を宣言。同整備局が昨年10月から八ツ場ダムの必要性の検証を進めてきた。 検証では、八ツ場ダムを建設した場合と、建設しないで河川改修や土地利用規制などを組み合わせた場合の4案とを比較。その結果、治水効果を確保するために今後必要とされる経費は、ダム中心の対策だと約8300億円で、他の4案より1300億〜1千億円安かっ