米IBMは11月から主力製品である人工知能(AI)「ワトソン」の無料提供を始める。翻訳や性格分析など6つの基本機能を期間の制限なく世界中でワトソンが使えるようになる。AIの草分けであるワトソンを大学やベンチャー企業なども手軽に利用しやすくなる。教育や医療などの分野でサービス開発が活発になれば、AIが消費者の暮らしに浸透していくきっかけになりそうだ。無料で提供するのは、ワトソンの「会話」「翻訳」
仕掛け人は“オタクマーケター” 日本IBMは、昨年3月に「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM」と題した約200人限定の体験イベントを実施。同社が「コグニティブ・コンピューティング」と呼ぶAI技術や、クラウドサービス「IBM Bluemix Infrastructure」(旧SoftLayer)の要素を取り入れたVRコンテンツを来場者たちが体験した。 イベント開催から約1年、「テクノロジーはワクワクする世界。ワクワクする感じで伝えていきたい」──そう語るのは、同社の山口有希子部長(マーケティング&コミュニケーション デジタル コンテンツ マーケティング&サービス)だ。社内で“オタクマーケター”との異名を持つ彼女は、このイベントを仕掛けた張本人でもある。
第二世代人工知能の亡霊がもたらす"AIの冬" AI Winter is coming!! 2016.11.21 Updated by Ryo Shimizu on November 21, 2016, 15:49 pm JST 日立が公開した「汎用人工知能」のプロモーションビデオが日本のAI業界で悪い意味での注目を集めています。 このビデオでは、日立は自社で開発したAI技術「H(エイチ)」を、「汎用人工知能」と自称しています。 しかし、「汎用人工知能」は、通常、AGI(Artificial General Intelligence)の訳とされ、人工知能研究のメインストリームでは、GoogleやFacebookなどを含めて「まだ世界の誰も開発に成功していない」ものとされています。 ビデオに登場する株式会社日立製作所、研究開発グループ技師長の矢野和夫氏によれば、このH(エイチ)は、「(カスタマ
Watson搭載の「AI電子黒板」登場、会議のムダを指摘する見張り役に:IBM World of Watson 2016(1/2 ページ) IBMの年次イベント「World of Watson」で、リコーがIBMの人工知能「Watson」を組み込んだ電子黒板を披露。他にもWatson IoTの事例を多数紹介している。同社が目指しているのは、WatsonがIoTによって、全てのモノに組み込まれる世界なのかもしれない。 「今日も一日会議だらけ。疲れるし、どうにかならないの?」 ビジネスパーソンが会議に費やす時間は想像以上に多い。管理職ともなれば、1日の半分くらいが会議という人もいるし、一生涯で会議に費やす時間は約3万時間とも言われている。仮に1日8時間働いたとして、約10年間に相当すると考えると、いかに大きな数字かが分かるだろう。 とはいえ、人生の10年を占める“会議”が生産的な時間かは人によ
IBMは、人工知能(AI)技術ベースのコグニティブコンピューティング「IBM Watson」を応用し、K-12(幼稚園から高校3年までの12年生間の)教育を対象とするiPad用の教育支援アプリ「IBM Watson Element for Educators」を発表した。 教師が同アプリを利用すると、成績だけ見ていては把握しにくい子どもの興味や関心、適性を知り、それぞれに合った教育を施せるという。 IBM Watson Elementでは、学校の成績のほか、子どもが個人的に興味を抱いている事柄、子どもが達成した成果など多種多様な情報を記録し、全体的に把握できる。例えば、出場するサッカーの試合、委員会活動のようす、化学クラブでの研究といったメモを入力しておくと、「スポットライト」機能を使って分析し、子どもの成長を見守り、的確なアドバイスをしてやれる。 教員は、ブラウザベースのツール「Wats
あるときは銀行の窓口業務をこなし、あるときはがん患者の治療方針を提案し、あるときは独創的な料理を作る――。米IBMの「Watson」が提供するアプリケーションはあまりに多彩で、捉えどころがない。 Watsonとは、いったい何を指す言葉なのか。IBMは、クイズ王を破ったこのコグニティブ(認知)システムを、どうビジネスに結びつけるつもりなのか。英語向けのWatsonを日本語に対応させることは、本当に可能なのか。 これらの問いに最も適切な答えを返せるのは、Watson Groupの指揮を執るIBMシニア・バイス・プレジデントのマイク・ローディン氏だろう。 ローディン氏は、Software Solutions Groupの責任者だった2011年半ば、クイズ番組「ジョパディ!」でWatsonがクイズ王を破ったシーンをテレビで見て、思わず「I want that!(これが欲しい!)」と叫んだという。翌
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