<hopelessness> これは、どうにもならない。 </hopelessness> 『ハーモニー』(ハヤカワ文庫JA) P.68 伊藤計劃は偉大な作家だ。 少なくともある程度本を読む人間にとって、彼の代表作、評価、 その死後の受賞歴を長たらしく記す必要がない程度には。どうしようもなく。 それゆえに、ある種の人にはその逝去を悼まれる死者として、またある種の人には越え難い壁として、 そしてある種の人々には華々しい装飾品として扱われる。 更に法人からはSF業界に新しい息を吹き込む新鋭として、 また広告塔として。素材として。贄としてだ。 彼の最大の幸福は早川書房との出会いである。 小松左京賞を逃した『虐殺器官』が早川書房へと持ち込まれ、ハヤカワJコレクションとして発刊される。 本作の評価、また出版のうえでの編集者との出会い等がなければ『ハーモニー』が生まれることはなかっただろう。 彼の死後、
1 名前: ◆GinGao/Coo @銀河φ ★[sage] 投稿日:2014/01/14(火) 14:30:12.62 ID:???0 円城塔さんの作品が米文学賞候補 芥川賞作家 芥川賞作家の円城塔さん(41)の長編小説「Self―Reference ENGINE」の英訳版が、 米国の文学賞「フィリップ・K・ディック賞」の候補作に選ばれた。 同作品の版元である早川書房が14日、発表した。結果は4月18日に発表される。 同賞は米国で出版された優れたSF作品を対象にしており、 2011年には故伊藤計劃さんの「ハーモニー」が次点に当たる特別賞を受けている。 「Self―」は単行本が07年、文庫が10年に出版され、英訳版は昨年刊行されていた。 円城さんは札幌市出身。12年に「道化師の蝶」で芥川賞を受賞した。 円城塔さん http://img.47news.jp/PN/201401/PN20140
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