日本では、昔から一つの企業に勤めあげ、定年を迎えることが幸せな人生を送るための要件の一つとして挙げられてきました。 一方、最近では、本業はそこそこに、副業収入を得てよりよい生活を送ることが重要であるといったコメントを見かけることも多くなり、ある意味ブームのようにもなっているようです。こうしたブームは、最近の時代の流れによって生まれた“新たな価値観”であると言われています。 それは本当でしょうか? 田舎では副業を持っているのが当たり前 私は熊本県の片田舎で生まれ育ったのですが、そもそも昔から田舎の大多数の社会人は本業以外にもいくつかの副業を抱えていたように思います。むしろ、都会に出てきて副業をしない人が多いのに驚いたぐらいです。 この点について、『田舎で起業! 』の中で田中はこう述べています。 リスク分散の手法は、田舎の伝統としてある。田舎では、色々な仕事を行うのが当たり前だ。農家は、米だけ
