1955年にアメリカ海軍は大型艦上核攻撃機A-3の後継機の提案を各社に要求しました。 これに対し、ノースアメリカン社が提案した NA-233案が採用され1958年8月31日に初飛行しています。 本機は大型核爆弾を搭載する艦上攻撃機であり、高速力で敵防空網を突破 するというコンセプトから、多くの先進的なデザインが取り入れられています。 空気取り入れ口は当時としては先進的な二次元可変 インテイクで、主翼は高翼配置、水平・垂直尾翼は全浮動式となっています。 主翼下のハードポイントには増槽を装備できたましたが、 高速力発揮のために、戦闘時は機体内タンクのみを使用し、増槽は使わなかったようです。 なお、ハードポイントには、通常爆弾のほ かに空対空ミサイルも搭載できました。 本機で最も特徴的な点は、核爆弾搭載方法であり、胴体内のリニアトンネルを用いるものでした。 リニアトンネルには、核爆弾と燃料 タン