推しの対象は、歌手やスポーツ選手からアニメやマンガ、小説のキャラクター、さらには仏像、戦艦までもはや森羅万象に広がっています。 去年“推し”の世界を描いた宇佐美りんさんの小説『推し、燃ゆ』が芥川賞を受賞。 “推し活”が新語・流行語大賞にノミネートされるなど、社会にも浸透しています。 コロナ禍で“推し活”のあり方を大きく変えられたのが、演劇にミュージカル、歌舞伎や能楽などの“舞台俳優推し”の人々です。 セリフや歌声だけでなく、俳優が全身を使って繰り出すメッセージを同じ空間で受け止めるのが舞台の醍醐味(だいごみ)。 相次ぐ上演の中止や延期で、その楽しみの多くが奪われることになりました。 そこであさイチ取材班が“舞台俳優推し”さんにアンケートを行ったところ、協力してくれた人は1万2000人以上にのぼりました。
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