【読売新聞】今年は、昭和元年(1926年)から数えて「昭和100年」の節目にあたります。本よみうり堂では、この100年に書かれた日本の名著100冊を選ぶ企画「昭和百年百冊」を始めます。連載開始を前に、現在の読書委員で東京大教授の苅部

解剖を楽しくするためにしていたこと ――さきほど養老さんから、仕事を楽しむのが一番だというお話がありましたが、ご自身は解剖を楽しくするためにどういうことをされましたか? 【養老】あんまり人がやらないことをやるということかな。たとえば遺体の引き取りね。解剖は、遺体がないとできないから、必要な仕事なんだけど、みんな面倒くさがってやろうとしないんですよ。だって、遺族とか、亡くなった人の子どもとかに直接会って、遺体の引き取りについて説明するのってイヤでしょ。何が起きるかわかっている場合は楽でいいんだけど、遺体を引き取る場合には何が起こるかわかんない。遺族にはいろいろな性格の人がいるわけだからね。なかなか事務的に進行しないのがネックですよ。そういうことはやっぱりイヤですよね。 場合によっては、大学側ともめることがあるんです。 お葬式が終わると、遺体を引き取ってくる。普通は焼き場に運ぶんだけど、解剖の
南家こうじの功績を語ったかねひさ和哉氏(右)と田中大裕氏広島市で8月18日まで開催されたアニメーション芸術の祭典「ひろしまアニメーションシーズン2024(HAS)」で、伝説のアニメーション作家・南家こうじの功績を振り返る上映とトークショーが行われた。 南家氏は、1971年竜の子プロダクション(現タツノコプロ)の仕上げ部門に入社し、特殊効果を担当したのちアニメーターに転身。1974年に竜の子プロダクション退社以降はフリーランスで「うる星やつら」や「らんま1/2 熱闘編」など数多くの話題作でクレジットタイトルを担当した。 アニメーションと音の緊密なシンクロ、洗練された抽象的なパターン、多彩な技法や画材の導入といった独創的な表現が特徴的な作家だ。本映画祭では特に2024年現在、番組史上最も多くの楽曲を手がけたNHK「みんなのうた」の中から「上級生」「ママが白鳥だった日」「ぼくとディジャヴ」「僕は
ゲームが売れなかった理由を考える 本ステージは、ディースリー・パブリッシャーから2023年7月13日に発売されたローグライクアクションゲーム『Ed-0: Zombie Uprising(エドゼロ ゾンビ アップライジング)』にまつわるもの。 このゲームがびっくりするほど売れていないのだという。 あまりに売上予想を下回る販売本数となってしまったがために、「どうしてこんなに売れないのか?」ということをみんなで考える企画だ。なかなかすごいコンセプトである。 またその内容がものすごい。“歯に衣着せぬ”という言葉があるけれども、いくらなんでもこんなに率直に、赤裸々に語るステージはほかにない。 発言者は全員D3P社員ではないから遠慮なく本作への感想をぶつけまくる。発言はきびしいものにならざるをえないし、同作のファンにとっては「俺は楽しいと思っていたけどそんなに評価が低かったのか……」とショックを受ける
「serial experiments lain」や「キノの旅」などの作品で知られるアニメーション監督・中村隆太郎さんが亡くなったのは2013年6月のこと。それから3年が経過した2016年夏、改めて「中村隆太郎作品をずっと見続けてもらいたい」という思いを込めて、「プレイバック中村隆太郎」というイベントが開催されました。 イベントはまず「劇場版 キノの旅 病気の国 -For You-」の上映が行われました。司会をアニメ評論家の藤津亮太さんが務め、ゲストとして中村さんと縁の深い脚本家・小中千昭さん、アニメーション制作会社シャフトの代表取締役である久保田光俊さんが登壇しました。 以下、イベント内容を若干要約する形でお届けします。 乾杯する藤津さん、小中さん、久保田さん。 藤津亮太(以下、藤津): まずは、お二人が中村監督と知り合ったときのお話を伺えればと思います。 小中千昭(以下、小中): 僕が
レポート 《JST主催》ヒトに近づくロボットは「人間とは何か」を再認識させる サイエンスアゴラ2022から 2023.01.18 池辺豊 / サイエンスポータル編集部 科学技術振興機構(JST)が主催する「サイエンスアゴラ2022」で昨年11月6日、「映画『イヴの時間』から考えるロボットと人間の今とこれから」と題するトークイベントが開かれた。近い将来、高度な人工知能(AI)を搭載したロボットがわれわれと共存するようになると何が起きるだろうか。4人の専門家が多角的に議論した。 登壇したのは2010年公開のアニメ映画「イヴの時間 劇場版」で原作・脚本・監督を担った吉浦康裕氏、コミュニケーションのデザインを研究する京都大学総合博物館の塩瀬隆之准教授、人の助けが必要な「弱いロボット」を開発している豊橋技術科学大学情報・知能工学系の岡田美智男教授、科学技術と社会の相互作用が専門の東京大学未来ビジョン
お笑い芸人とVTuber女子がJ3の楽しさを語り尽くす! 井上マー(ミルアカ)×冬原その(VTuber)<1/2> 先週の「いわきFCを創った男」安田秀一さんのインタビューにつづき、今週もJ3に関するコンテンツをお届けすることにしたい。ご登場いただくのはMILKサッカーアカデミー(ミルアカ)でおなじみの井上マーさん。そしてこちらのチャンネルで活躍中のVTuber、冬原そのさんである。 YouTube上では現在、サッカーを語るチャンネルが数多く存在するが、これがJ3となると(特定クラブのサポ以外のものを除けば)少ない。そんな中、ミルアカでは積極的にJ3クラブを取り上げているし、マーさんはDAZNのJ3実況でもおなじみ。一方のそのさんも「某J3チームのサポーター」として、J3クラブの紹介や同時視聴配信などを積極的に行っている。 サッカーが大好きな、お笑い芸人とVTuber女子。この両者がJ3を
日本人の忘れもの この美しい国ではぐくまれた宝ものがあります。 遠い祖先が積みあげてきた技。 磨きをかけた暮らしの知恵と作法。 花と語らい、鳥と遊び、 風をたのしみ、月と戯れ、 その花鳥風月に命を見つけ、神が宿ると信じて。 草木国土悉皆成仏のこころで、 畏怖と親しみを自然に抱いた日本人。 自然をともに感じ合うための、 もてなしや遊び心など ゆたかな文化を創造してきた、京都から 「こころ、ここに」日本に伝えたいことがあります。 ・・・明治維新後、日本は欧米など西洋文化を追い求め、近代化への道をひた走りました。第2次大戦の敗戦を機に米国を中心とした欧米文化の吸収力は、単なるあこがれや模倣ではない自国文化として昇華し、その原動力は経済大国といわれるまでになりました。一方で経済、文化などのグローバリズムがすすむ中で、昨今の混沌とした空虚感に満ちた世相を顧みると、我々日本人が悠久の歴史のなかで培って
『推し、燃ゆ』で芥川賞を受賞した宇佐見りんさん、『破局』で同賞を受賞した遠野遥さん。それぞれの芥川賞受賞第一作となる三作目『くるまの娘』(5月12日発売予定)、『教育』が大きな反響を呼んでいます。お互いの作品をどう読んだのか、作家としていま何を考えているのか、二人が語りました(本記事は2月12日にジュンク堂池袋で行われた対談イベントの一部を構成したものです)。 【前編】「宇佐見りん×遠野遥 「若手芥川賞作家」は、小説をどう読んでいるのか? プロの「小説の読み方」」はこちら 「畳で正座して読んだほうがいいな」 ——宇佐見さんの三作目(「くるまの娘」)、遠野さんはお読みになっていかがでしたか? 遠野 一作目、二作目と読んできて、今作はいままでで一番重いなと思いました。一番、ドンとくる感覚があったというか。本というのは、いつでも読めるし、どこでも読めるものですよね。ベッドで横になっていても、移動
2022年4月1日から新体制がスタートしたロフトワーク。体制移行に伴い、創業者の1人であり会長の林千晶は、会長職を退きました。創業以来、ロフトワークのオープンな文化を牽引してきた林が、次に取り組もうとしていることはどういったものでしょうか。もう1人の創業者で代表取締役社長の諏訪光洋とともに、退任する理由や起業時のエピソード、そして「アクティブフルムーン」構想について、存分に語り合います。 林 「なんで退任するのか?」って、絶対これから多くの人に尋ねられるでしょ。だから諏訪くんの言葉も借りて、退任する理由を言語化しておきたいって思うんだよね。 諏訪 僕も「なんで林さん辞めちゃうんですか?」って聞かれるけど、うまく答えられないから「うーん、まあ、わがまま?」みたいに答えてる(笑)。 林 まず、ロフトワークを嫌になったから辞めるのではない。それは本当に。でもロフトワークのことを考えると、自然と「
「DeNA TechCon 2021 Winter」は、DeNAを軸に「エンジニアとして企業で働くこと」について、学生に向けて先輩たちが紹介するイベントです。そこでまずはファウンダーの南場智子氏が、「経営者からみたエンジニアキャリア」について話しました。 本当にやりがいのある、充実した彩り豊かなキャリアとは 南場智子氏:みなさん、こんにちは。ファウンダーの南場です。オンライン開催となりちょっと寂しいですけど、「経営者からみたエンジニアキャリア」ということでお話をしたいと思います。 どの業界でも、そしてどの企業でも、もうDXをしないと後れを取るどころじゃなくて退場しなければいけないと、そういう厳しい状況になってきています。ですから、どの会社もエンジニア採用には必死です。そういう時にみなさん、エンジニアということで、おめでとうございます。 先週かな、学研の「高校生のなりたい職業ランキング」の1
1月14日に全日本大学駅伝事務局主催のオンラインイベント「学生三大駅伝2021年シーズンをふりかえって」が開催されました。駒澤大学・大八木弘明監督、國學院大學・前田康弘監督をゲストにお迎えし、21年シーズンの戦いから今後のこと、指導についての考え方などの話題で盛り上がりました。1時間があっという間にすぎた当日の様子をお伝えします。 今シーズンは「悔しい年」に ゲストMCは駒澤大出身のM高史さん。恩師であり大先輩のお二人を前に緊張した様子ですが、そこはプロ。明るく「現状打破!」からスタートしました。 M高史さん(以下、M高史):まず最初に、今シーズンを振り返ってのチームのお話を伺えればと思います。 大八木弘明監督(以下、大八木監督):なかなかうまくいかなかったですね。出雲は故障者も多くてベストメンバーで臨めなくて、5位で納得できない成績でした。全日本は(鈴木)芽吹(2年、佐久長聖)、山野(力
884:名無し名人 (ワッチョイ b701-8rfP): 2021/09/26(日) 08:06:38.63 ID:vkxthrmq0 インスタ一部要約① 「藤井さんは予選通過は余裕でしょうって言ってた(笑)」 「予選収録の朝、偶然横断歩道で藤井さんに会ったんですよ。あんまり面識ないしそんな喋ってなかったけど、挨拶したら真っ先に「順位戦おめでとうございます~」って言ってくれて。見てくれてたんだってすごい嬉しかった。それでもう緊張解けて、あとはのびのびって感じでした」 「チーム木村は三人とも特に強いチームだったんですけど、藤井リーダーのおかげでMAX3連勝してくれて。あとは伊藤高見で2勝すればいい形が、大ブレーキをしてしまって結構どうしようって感じだった」 「2連敗は初めてだったので最後の最後でやばい事起きたなと。足引っ張っちゃってるなぁと思ってる中、伊藤君が木村先生ともう一回当たった時に勝
8月22日(日)に、中高生向けのオンラインマンガイベント「pixiv学生マンガデイ」が開催されます。プロの編集者に作品を見てもらえるオンライン出張編集部や、豪華景品が当たる抽選会など、イベント盛りだくさんの一日となります。 当日の生放送でメインパーソナリティを担当いただくのは、人気VTuberの月ノ美兎さん。マンガ投稿をサポートする学生マンガ部の公式マネージャーであり、マンガ好きでもある月ノ美兎さんに、マンガ創作に役立ちそうな作品を教えていただきました! 月ノ美兎(つきのみと) VTuber。高校2年生。性格はツンデレだが根は真面目な学級委員。 本人は頑張っているが少し空回り気味で、よく発言した後で言いすぎたかもと落ち込んだりする。
『小林さんちのメイドラゴンS』の放送開始を記念し、監督・石原立也とキャラクターデザイン・門脇未来の対談を公開! 作品の魅力と制作中のエピソードを語っていただきました。 石石原立也(監督) 門門脇未来(キャラクターデザイン) — ついに『小林さんちのメイドラゴンS』(以下、『S』)の放送が開始されました。 石まずはこういった世界的にも危機的な情勢下で、自分たちの作った作品を皆様のもとにお届けできることが嬉しいです。京都アニメーションとしては久しぶりのテレビシリーズになるので、どういった反応が見られるのか楽しみです。 門そうですね。1期再放送もやっていましたし、『ミニドラ』などもあって、最大限に気運が高まっている感じがします。キャラクターデザインとしては、新キャラのイルルを皆さんが好意的に見てくれていてほっとしています。 石SNSの反応は見るんだ。僕は見るとお腹が痛くなるのであまり見ませんよ。
ハライチ岩井さんが2021年5月20日放送のTBSラジオ『ハライチのターン!』の中でテレビ制作者に向けて、声優さんを番組に起用する際に気をつけておいてほしいことを話していました。 「岩井さんは誘いやすくてカッコいい」 「花江くんはアニメ演技じゃないところにいて、どんどん時代にマッチしてる」https://t.co/hJiF6xMJK3 ハライチ岩井勇気&声優・花江夏樹。 カルチャーとの向き合い方を語る#ハライチ #岩井勇気 #花江夏樹 pic.twitter.com/gHoHe9aMLG — クイック・ジャパン ウェブ QJWeb (@qj_web) April 18, 2021 (岩井勇気)まあね、俺はちょっとサブカル仕事が多いんですけどね。アニメ関連の仕事を結構やってまして。 (澤部佑)結構やってるでしょ? (岩井勇気)結構やっている。一時期ね、本当に6、7割アニメ関係の仕事の時があっ
コミックナタリー PowerPush - えすとえむ×オノ・ナツメ 飲んだ喋った描いた4時間半 粋な女友達が酩酊お絵描き対談! えすとえむ「Golondrina-ゴロンドリーナ」3巻とオノ・ナツメ「ふたがしら」3巻が発売された。 ともに月刊IKKI(小学館)にて連載中で、両者は10年来の友人、しかもともにお酒好きとのこと。コミックナタリーでは同時刊行を祝い、レストランでの対談をセッティングした。 冒頭の動画では、マグナムサイズのシャンパンを含む5本のボトルがつぎつぎ空けられていく様子と、酩酊してからのコラボイラストの打ち合わせ風景を紹介。ついでテキストにて、何かと縁の深いふたりの関係性についてレポートする。 取材・文/淵上龍一 撮影/唐木元 ──おふたりとも相当のお酒好きと聞き、マグナムボトルのシャンパンを用意しました。今日は飲み放題です。まずは乾杯しましょう。 えすとえむ ナツメさんとお
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