【2013/4/6追記】 本報告をまとめたものが『生物学史研究』88号(2013年3月発行)に「<研究動向>身体障害をめぐる医療の歴史――医学史と障害学の対話」として所収されました。そちらもあわせてご覧頂けると幸いです。詳細は下記リンクを。 http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/hisbio/journal_j.htm http://d.hatena.ne.jp/fujimoto_daishi/20130406/1365243409 先月、生物学史研究会・夏の学校で発表させていただきましたが、そこでの僕の発表の文献表をアップしたいと思います。今回の共通テーマが「生物学史と現代の対話」であったということもあり、僕の発表では、医学史、障害の歴史といった歴史学の諸分野から、医療社会学、障害学といった現代社会を対象とする(もちろん、歴史も対象に含む分野でもあり
志士・政治家・文化人・軍人・学徒兵・農業経営者・留学生…。 さまざまな人びとが書き綴った、知られざる激動の近代史! 日記に読む近代日本 全5巻 四六判・上製・カバー装/本体各2900円(税別) 外面からは窺い知れない真情を吐露した日記は、貴重な史料であるとともに、書いた人物の生き方を知る興味ある読み物ともなる。激動する幕末から第2次世界大戦敗戦までの時代に各界各層の人々が綴った日記約70点を選び、その魅力とそれを書き残した人々の波瀾に富んだ生涯を紹介。日記を読み、自らが近代日本を考える楽しみに誘うシリーズ。 ①幕末・明治前期…井上 勲編 ②明治後期…千葉 功編 ③大 正…山口輝臣編 ④昭和前期…土田宏成編 ⑤アジアと日本…武内房司編 ◆全5巻セット=本体14500円(税別) カタログのデータ(PDF)をダウンロードできます。 ダウンロード(3.61MB) 全巻セット申込受付中! お申込は、
ところで、我々の関心の対象である「社会」は、その抽象性ゆえに実証主義的な手続きで研究を行うことが困難な代物です。社会はその誕生と消滅を外部の制度によって保障されておらず、また、社会それ自体を具体的な制度に還元することもできません。そうであるがゆえに「社会はあるとも言えるし、ないとも言える」という何も言ってないに等しい言明が通用してしまうわけです。 歴史学における「理論」の必要性とは、このような存在を取り扱うことにあると言えるでしょう。非研究者にとっては往々にして、実証主義になじみにくい存在のほうが重要であり、研究者がそれを放棄すれば、神話やイデオロギーによる解釈がそれを占領してしまう。戦後のドイツに現れた社会構造史学派が、社会全体の構造を解き明かすことと、歴史学における理論の重要性を強調したのも、大まかに言えばこのような問題関心に基づいています。 〔社会構造史学派の基本的な立場とは〕考察対
Very Short Introductions: Scientific Revolution No.266 作者: Lawrence M. Principe出版社/メーカー: Oxford University Press (Japan) Ltd.発売日: 2011/05/19メディア: ペーパーバック クリック: 22回この商品を含むブログを見る Lawrence M. Principe, The Scientific Revolution (Oxford: Oxford University Press, 2011), 1–20. 科学革命に関する最新の概説書です。著者はロバート・ボイルの錬金術研究『野心的アデプト』で著名なLaurence Principeです。 1500年から1700年までの科学革命期は中世からの連続と変化がともに見られる時代ととらえることができます。第1章ではそ
永本哲也が東北大学に提出した博士論文「1525-1534年ミュンスター宗教改革・再洗礼派運動 ~都市社会運動の総体把握の試み~」の、著者自身による紹介です。
珍しく連続して投稿しますが、そのtwitter上で史料中心の実証研究を行うべしという、歴史研究者として至極当然のことをつぶやいたところ、思いがけず議論が広がって大変有意義な経験をしました。最終的に自分としては 1)職人的な姿勢で史料に沈潜した上で、2)そこから抽出したものを歴史的コンテクストに位置付け、・・・無味乾燥な言葉ではない・・・表現・方法で叙述し、伝える。この2段階があるのだと思います。これらは歴史研究者の営みの両輪で、二者択一ではありません。 としました。自分は1)を歴史研究者の最も重要な役割だと認識しているためあえてこの部分を強調したのですが、2)に主眼がある方々にとっては無味乾燥で「so what?」として理解されたかもしれません。この点をadamtakahashiさんは以下のように比喩的に表現してくれました。 「史料中心の歴史学の手法」が重要だということは何度も強調した上で
19 Carlyle, [1889] 83 はじめに 40 alltagsgeschichte microstoria John Demos Laura Thatcher Ulrich Robert Darnton Natalie Zemon Davis Le Roy Ladurie Gene Brucker Judith Brown Carlo Ginsburg Giovanni Levi Journal of History for the Public, Vol. 2, 2005, pp. 19-37 Microhistory and the Histories of Everyday Life John Brewer 20 David Sabean Hans Medick Alf Ludtke Richard Kagan (1) Clifford Geertz Francois F
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