エジソンは「発明は99%の汗(努力)」と「1%のひらめき」で生まれると言ったそうですが、サイエンスは「大多数の凡人」と「一部の変人」によって進歩します。それがサイエンスの良いところでして、たいていの人は科学者になる素質を持っているのでございます。ただ、やはーり、一部の変人は必要なんですなー。そんな変人中の変人が、イギリス人の大科学者キャベンディッシュでございます。え? 知らん? ぜひ知ってくださいませー。 科学の大発見では「そんなバカな」なことが実証されることがよくありますな。空気に「成分」があったとか、太陽に近い高いところの方が「寒い」とか、光の速度は「どこから見ても一定」とか、常識に照らすとおかしなことが、本当だったってなもんです。 そんな発見をするには、常識にとらわれないで、ものごとを追求する強さが必要なわけですが、これはほぼ訓練次第でございます。あとは、着想力と運があれば、だれでも