この画像を大きなサイズで見る ここで言う中世とは、西ローマ帝国が滅亡した後の5世紀から15世紀の時代のことである。征服、疫病、破壊が続く長く暗い戦争の時代で、最終的にルネサンスや大航海時代へとつながった。 この時代にたくさんの優れたものが発明された。風車、水車、メガネ、機械時計、三圃制、強化建築技術、煙突など、新たなる文明が芽生えていったのだ。 だが、中でも最も重要なのは、より強力な武器も数多く発明されたことだ。死と侵略と破壊の時代においては、敵を倒すための新たな方法を考え出すことは、司令官にとって必要不可欠だった。こうした武器の工夫が、結果的に重要な発明や発見につながった。ここでは、中世に発明された重要な武器13点をあげてみよう。 13. フレイル(1419年頃) この画像を大きなサイズで見る もともとは穀物を脱穀するために使われていた竿状の農耕道具で、1400年代までは武器ではなかった