米Intel Corp. Executive VPのDadi Perlmutter氏は,「COMPUTEX TAIPEI 2010」の基調講演において,低価格マイクロプロセサ・シリーズ「Atom」を中心とした同社の商品戦略を大まかに示した(図1)。この中で興味深かったのは,Atomの拡販に向けて講演の冒頭,マイクロプロセサとは直接関係しない内容を述べたことである。 具体的には,「iTunes」によってアプリケーション・ソフトウエア(以下,App)の流通経路を変わりつつあることにキャッチアップすると強調した。Intel社は自らが推進する「MeeGo」というLinuxベースのオープンソースOSに,Appの販売チャネルをあらかじめ用意する(関連記事)。そして,それをASUSTek社が採用することを明らかにした(図2~3)。 講演での主な発言は以下の通り。 - 2009年の不況においてもネットブッ