Web業界は電話関連ビジネスを飲み込もうとしているのではないか。もう1年以上も前になるが、2010年5月に米国に出張した際に、そういう印象を受けた。といっても、VoIPのことではない。電話帳がSNS内のソーシャルグラフで置き換えられるということとも、ちょっと違う。電話の音声サービス全般のことだ。これは、VoIP普及以上にインパクトのある技術トレンドなのではないかと思うのだ。 そう感じた理由の1つ目は、米国で一般ユーザー向けにも提供が始まった電話・音声サービス「Google Voice」を使ってみて、その使い勝手の良さに舌を巻いたこと。今さら、Google Voiceがどうしたの? と思う人もいるかもしれないが、改めて検索してみて、どうも日本にはGoogle Voiceのインパクトが全く伝わっていないように感じている。 もう1つは、Twilioというベンチャー企業の存在を知ったことだ。久しぶ
Googleが、Gmailに普通電話や携帯電話への通話発信機能を追加した。国内通話は無料で、国際電話はSkypeよりも安い設定にする計画としている。 米Googleは8月25日(現地時間)、Gmailに音声通話機能を追加したと発表した。まずは米国とカナダのユーザーが、向こう数日間でこの機能を使えるようになる。 Gmailには以前(2008年11月)から、Googleアカウントを持つユーザー同士のビデオチャットや音声チャットを可能にする機能があったが、新機能ではGoogleのアカウントまたはGoogle Voiceの電話番号から普通の電話番号に電話をかけることができる。米国とカナダの通話は少なくとも年内は無料で、日本をはじめとするほかの国への通話は1分当たり2セント程度に設定する計画という。Google Voiceの電話番号であれば、Gmailで電話を受けることも可能だ。 先行するIP電話サ
新型Google Phoneの登場で携帯電話が無料になる? 今週になってGoogleの自社ブランドである携帯電話の噂が出回っています。 何ヶ月もうわさされてきただけに話題性は抜群。最新のAndroid端末であるDroidと同じバージョン2.0か、もっと新しいバージョンになると言われています。 重要なのがGoogleのVoIPサービス── Google Voiceが使えるかもしれないということ。 これ、あまり日本では知られてませんが、実は驚異的な電話サービスなんです。 Google Voiceは通常の電話番号を持ち、通話のみならず、従来の電話からの転送サービスやボイスメールにも対応、さらには音声の内容を自動でテキスト化して話したことを検索可能にしてしまうという最新のVoIPサービス。 もちろんGoogle Voiceにかけられた電話は、Google Voiceに対応した端末ならどれでも受け取
文:David Meyer(Special to CNET News.com) 翻訳校正:吉武稔夫、高森郁哉2008年07月30日 11時15分 英通信大手のBTは現地時間7月29日、IP電話プラットフォームを手がけるRibbitを買収したと発表した。同社はこの買収によって、eBay傘下のSkypeからGoogleの携帯電話プラットフォーム「Android」に至るまで、多様な競合相手と同じ土俵で対決することになる。 両社は、BTがRibbitに現金1億500万ドル(5300万ポンド)を支払うことで合意した。Ribbitは、「シリコンバレーで最初の電話会社」を自称し、「オープンなプラットフォーム」(オープンソースのプラットフォームという意味ではない)と銘打った技術を開発者に提供している。開発者は、Ribbitのプラットフォームを核として、IP電話のアプリケーションやサービスを構築できるという
写真●Google会長 兼 CEOのEric Schmidt氏(左)とVerizon Wireless CEOのLowell McAdam氏 米Googleと米Verizon Wirelessは米国時間2009年10月6日に共同記者会見を開き,Googleの携帯電話用プラットフォーム「Android」を搭載した端末をVerizon Wirelessが販売することに関して戦略的提携を結んだと発表した。 両社は製品とサービスの構築やマーケティングについても協力する。両社とサード・パーティによるアプリケーションをあらかじめ搭載した数種類のデバイスを開発し,複数の大手メーカーで製造する。数週間以内に,Verizon Wirelessの小売店およびオンライン・ストアで発売する。 米国向けAndroid搭載端末としては,ドイツDeutsche Telekomの米国法人T-Mobile USAが2008
米AT&Tは米国時間2009年9月25日,米Googleの音声通信管理サービス「Google Voice」が米連邦通信委員会(FCC)の「Internet Policy Statement(インターネット政策宣言)」に違反しているとする意見書をFCCに提出したことを明らかにした。 FCCは通信事業者が地域キャリアへの接続を制約することを禁じている。AT&Tは,Google Voiceが一部の地域への通話発信を遮断しているとする報道を列挙した上で,Googleがこれを無視して地域キャリアとの接続にかかる支出を回避している,と主張している。 米メディアの報道(CNET News.com)によると,AT&Tをはじめ,米Verizon Communications,米Qwest Communicationsなどでは,ほとんどのユーザーが定額制の長距離通話サービスを利用している。長距離通話サービスに
米Googleは米国時間2009年6月25日,音声通信管理サービス「Google Voice」の一般ユーザー向け公開を発表した。利用を申請していたユーザーに,順次招待メールを送信する。同サービスでは,複数の電話番号を単一のアカウントにまとめて管理する。転職や転居などで電話番号が変わっても,同じアカウントを使い続けられる。 Google Voiceは,Googleが2007年7月に買収した米GrandCentralのサービスをベースにしたもので(関連記事:Google,電話管理サービスのGrandCentralを買収),これまでは,従来のGrandCentralユーザーに限定して提供していた。登録した単一番号にかかってきた電話を,自宅や職場の電話機,あるいは携帯電話機のいずれでも受け取れる。電話をかけてきた相手によってどの電話機で受け取るかなども設定できる。 オンライン端末または任意の電話か
Googleはインターネットを利用した電話サービス「Google Voice」の正式運用をまだ開始していないが、同サービスの案内メールの発送を順番待ちリストに登録したユーザーに拡大したことを、米国時間6月25日に明らかにした。 Google Voiceは、2007年にGoogleが買収した新興企業GrandCentralの技術を利用したサービスで、ユーザーに簡単につながる新しい電話番号を提供している。 Google Voiceの番号に電話をかけると、たとえばユーザーの自宅、職場、携帯電話のすべてに同時に着信する。ユーザーは発信者もしくは発信者のグループ別に、任意の電話を鳴らすように設定したり、特定の発信者は直接ボイスメールにつながるように設定したりできる。Googleは着信後にボイスメールを文章化し、Google Voiceユーザーに電子メールで伝えるか、Gmailと同様のインターフェース
Googleは、ユーザーが現在利用している電話番号を「Google Voice」に持ちこめるようにすることで、同サービス採用のハードルを下げていくようだ。 Googleはナンバーポータビリティの考え方をGoogle Voiceに導入する計画だと、Techcrunchが報じている。これにより現在使っている電話番号を、Google Voiceの番号として利用できるようになるという。現時点では、Google Voiceの契約をするとまったく新しい電話番号が発行され、その番号にかけられた電話は、自宅でも仕事場でも携帯電話でも受けられるようになる。 いま問題なのは、Google Voiceの番号にかけてきた相手にかけ直す際、相手側機器の発信元表示窓には、かけ直しに利用している機器の番号が表示されることだ。相手側が誰からの通話なのかわかるには、結局は複数の番号を電話機に登録しておくことが必要になる。ま
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