弁護士をめざし、07年末にフジテレビを退社した元アナウンサー、菊間千乃さん(38)が司法試験に合格したことが9日、分かった。法務省は同日、法科大学院修了者を対象とした5回目の新司法試験の合格者を発表。過去最低となった合格率25・4%という超難関を突破した。 祝宴の最中、サンケイスポーツの取材に応じた菊間さんは、「努力すれば、頑張れば、いいことがあるんだとわかりました」と声を弾ませ、「フジテレビの内定をもらったとき以上の感動があります」と笑わせた。 09年に続き、2回目の挑戦。昨年の“不合格”発表の翌日から、午前6時に起床し、1日16〜17時間勉強するという生活を今年5月の試験日前日まで続けてきた。 菊間さんは、フジ在籍時から大宮法科大学院に通学。仕事と両立してきたが、ストレスと疲労から声が出なくなり「両立は難しい」と退社を決断した。 この日夕、東京・霞が関の法務省の掲示板で受験番号を見届け