環境省の速報値(10月末現在)では、クマによる人身被害は全国で180人に上る。うち死者は5人で、岩手県2人、北海道、富山県、長野県が各1人。 秋田県内の負傷者は69人(13日夕現在)で、過去最多の3倍を超える異常事態となっている。県は積極的な駆除を促すため、狩猟者への慰労金支給や猟銃用弾丸の購入費補助を決めた。 県は11月からの狩猟期に合わせ、捕獲上限を過去最多の96頭から更に引き上げて100頭まで認めることを決めた。ところが想定以上に狩猟が進み、猟期中に100頭に達することが確実視されるとして、県は10日、一転して猟友会などに狩猟の自粛を求めた。(阿部浩明)
車道に下りてきたヒグマ=北海道斜里町(2022年5月19日) 大量のどんぐりが富士山の2400m付近で発見され、SNSで注目を集めている。「熊のために運び込まれた」という見方が出ており、過去に大量のドングリを山に運んでいた団体に疑惑がかけられている。活動報告を見ると近年までドングリを運んでいる様子もあるが……。 【都会にはない】クマ出没地域の危機感を表すものはコチラ * * * 〈なんじゃこりゃー 富士山(標高2,400m)で大量のどんぐりを発見。どんぐりが生育しない標高なので、人為的に撒かれたようです。〉 11月4日、X(旧Twitter)にこんな投稿がなされた。投稿された写真を見ると、確かに驚くほど大量のどんぐりが一面に敷き詰められている。なぜ山の上にどんぐりが置かれるのか。SNSでは、〈クマのためではないか〉という指摘が相次いだ。 今年はクマの食糧になるドングリが各地で不作だ。不
相次ぐクマ被害の原因は…ドングリの不作と個体数の増加 クマの殺処分は「やむを得ない」【専門家解説】 2023年11月02日 この記事の画像(5枚) 毎日のようにクマが出没したというニュースをご覧になっていると思いますが、山の中だけでなく、市街地でもクマの姿が増えているというのは怖いですよね。 全国の市街地でクマの被害が相次ぐ異例の事態になっていますが、なぜ被害が増えているのでしょうか。 今年のクマ被害の原因は3つの要因“トリプルパンチ”による影響が大きいとのことです。 ・まず1つ目は「生息数の増加」。 クマの生息確認エリアは、2003年度に日本全土の39,5%だったのが、2017年度には54,8%まで増加しています。いままでクマがいなかったエリアにも、生息するようになったと考えていいんですか? 【兵庫県立大学教授 横山真弓さん】 「一時は絶滅の危険性に陥ったツキノワグマですが、今は生息数を
毎日のようにクマが出没したというニュースをご覧になっていると思うが、山の中だけでなく、市街地でもクマの姿が増えているというのは怖いことである。2023年はなぜクマの目撃情報が多いのか?関西では、なにか対策はしているのか?など、私たちも注意しなければならないことについて、クマの生態を研究している兵庫県立大学教授の横山真弓さんに聞いた。 今年のクマ被害の原因 全国の市街地でクマの被害が相次ぐ異例の事態になっているが、なぜ被害が増えているのだろうか。2023年のクマ被害の原因は、3つの要因“トリプルパンチ”による影響が大きいとのことだ。 この記事の画像(5枚) ・まず1つ目は「生息数の増加」。 クマの生息確認エリアは、2003年度に日本全土の39.5%だったのが、2017年度には54.8%まで増加している。いままでクマがいなかったエリアにも、生息するようになったと考えていいのだろうか? 兵庫県立
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北海道と本州で相次ぐクマの出没と被害について、「野生生物と社会」学会は12日、要因や対策などに関する緊急声明を出した。自治体などに電話をしつこくかけて捕獲への抗議を続けるような行為については「かえって共存を妨げる」として、対策の必要性への理解を求めた。 環境省のまとめでは、2023年度は10月末時点でヒグマとツキノワグマによる人身被害は180人で、統計を取り始めて以来最多。死者も5人に上り、その後も被害が続いている。 声明ではこの秋の大量出没について「直接の要因は、ブナ科堅果類(どんぐり)の大凶作」としつつ、これまで数年おきに大量出没はあり、その規模も大きくなってきたと指摘。過去10年ほどの間に個体数が増えたり、分布域が広がったりして、市街地の近くにすむクマも増え、集落の放置されたカキなどに味をしめたことや、00年以降は捕獲が抑えられてきたことも大きいとした。 被害を防ぐにはまず、市街地周
脇腹の骨は浮き出て、ガリガリにやせていた。 「人里へ食料を探しに来たんだろう」 納屋の前で射殺されたオスの成獣の体を見た、富山県自然博物園の赤座久明さん(70)は直感した。皮下を調べると、案の定、ほとんど脂肪がなかった。 10月23日に富山市安養寺で発生したクマ被害の現場でのことだ。70代の男性の顔や脚に全治1カ月のけがを負わせ、納屋に隠れていた。 その6日前には、2・5キロ離れた民家の敷地で、70代の女性がクマに襲われて死亡した。射殺された個体によるものかどうかは分からない。 女性と夫の家の庭には、たわわに実った柿の木が残されていた。周囲の家々でもそうだった。高齢の夫妻を知る住民は記者に、「実を取ろうにも手が回らなかったのでは」と語った。 今年の富山県では、ブナやミズナラなどのドングリ類が不作で、クマが里に出やすいとされる。すでに県内の人身被害は計6件で1人が死亡、6人がけがを負った。1
3人死傷の現場付近で死んでいたクマ、消防士がナイフで撃退の個体と判明…首の深い“刺し傷”が致命傷、遺体の大学生との関係は胃の内容物で最終確認 北海道の大千軒岳
「このままじゃ、やられる、一か八か…」クマに襲われた男性 下敷きになった状態からナイフで反撃 緊迫の“格闘”を振り返る 2023年11月01日(水) 16時09分 更新 10月31日、北海道福島町の山中で、男性2人がクマに襲われ、首をかまれるなどのけがをしました。 「このままじゃ、やられる」。襲われた男性が当時の状況を語りました。 「ただじゃすまないと思った。助かったのは、運がよかっただけ。」 HBCの取材にこう話したのは、北海道福島町の消防隊員の41歳の男性です。 男性がクマと遭遇したのは、10月31日午前10時ごろ。41歳の友人の男性と、36歳の同僚の男性とともに、福島町の大千軒岳(標高1072m)での登山中でした。 午前7時半ごろに入山した3人は、3時間ほど山を登り、休憩していたところ、体長1メートルほどのクマが、登山道を上ってきたことに気づきます。 3人とクマとの距離はおよそ5メー
3人死傷の現場付近で死んでいたクマ、消防士がナイフで撃退の個体と判明…首の深い“刺し傷”が致命傷、遺体の大学生との関係は胃の内容物で最終確認 北海道の大千軒岳 2023年11月09日(木) 17時33分 更新 同じクマに襲われたとみられる大学生が死亡、消防士2人がけがをした北海道南部の大千軒岳(標高1072メートル)で、9日朝から行われた現地調査の結果、大学生の近くで死んでいたクマは、消防士のナイフによる首の刺し傷が致命傷だったことが判明しました。 大千軒岳の6合目付近では、2日午後、函館市の北海道大学水産学部海洋生物科学科の4年生、屋名池奏人(やないけ・かなと)さん22歳が遺体で見つかりました。 9日午前の大千軒岳 屋名池さんは10月29日に登山に入ったとみられ、死因は全身に激しい損傷を受けたことによる出血性ショック、近くで死んでいた体長1.5メートルほどのクマに襲われたとみられていまし
10月31日、北海道福島町の山中で、男性2人がクマに襲われ、首をかまれるなどのけがをしました。 「このままじゃ、やられる」。襲われた男性が当時の状況を語りました。 「ただじゃすまないと思った。助かったの…
東京都内でも多摩地域でクマとみられる動物の目撃情報が相次いでいます。奥多摩町にあるダムの管理事務所では、複数の職員などが実際にクマを目撃し、クマの映像や写真も撮影されました。その映像や現地での対策のほか、クマに遭遇した時の対処方法について専門家に聞きました。 紅葉狩りや登山で秋に訪れる人が増える東京都・奥多摩町の小河内ダムでは、9月28日に登山者が休憩などで利用する敷地内の登山道入口の広場で目撃情報が寄せられたほか、ことし7月にはダムを管理する事務所の複数の職員などが実際にクマを目撃し、クマの映像や写真も撮影されました。 映像では親子とみられるクマが2頭、歩く様子が確認できます。 クマの出没 日中の時間帯も
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