台風第6号が沖縄本島に直撃し、その影響は甚大でした。我が家でも、停電が計4日間、断水は2日間でした。多くの沖縄県民が台風に慣れているはずですが、このような長期にわたる台風の影響に、明らかに疲弊している様子でした。 長期にわたる停電の影響を深刻に受けた方々もおられました。在宅で人工呼吸器や在宅酸素、吸痰機器を使用している方々、あるいは身体機能の低下した高齢者(とくに独居者)にとって、停電とは、まさに生死に関わる重大な災害となりかねません。 現在、台風7号が日本本土に接近しているようです。以下、沖縄県における要援助者支援の経験と気づかれた課題について紹介します。各市町村での対応策の参考としていただければ幸いです。 市町村ごとに異なっていた要援護者への対応 台風が過ぎ去ったあと、県内の医療・介護関係者と意見を交わしましたが、市町村ごとの要援護者への対応の違いが明らかとなりました。 要援護者の受け
