仏東部のフェッセンアイム原子力発電所で、燃料プールから燃料棒を取り出す作業員(2021年6月21日撮影、資料写真)。(c)SEBASTIEN BOZON / AFP 【1月9日 AFP】欧州連合(EU)は次世代原発の新増設のため2050年までに5000億ユーロ(約65兆円)の投資が必要となる──。週末に発行された週刊紙のインタビューで、EUの域内市場担当委員はこのように語った。 ティエリ・ブルトン(Thierry Breton)欧州委員(域内市場担当)は仏週刊紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Journal du Dimanche)のインタビューで、「既存の原子力発電所だけでも2030年までに500億ユーロ(約6兆5600億円)の投資が必要だ。次世代型であれば5000億ユーロが必要となる」と述べた。 ブルトン氏はまた、原子力発電と天然ガスを投資先として「グリーン」なエネルギーに分類するEU