長野県松本市にある松本空港(信州まつもと空港)は国内で最も標高の高い空港である一方、「着陸が日本一難しい」ともいわれる。 【画像】えっ…! これが60年前の「松本空港」です(計10枚) 標高は657mで、2位の福島空港(福島県玉川村)の372mを285mも上回る。周囲を北アルプス連峰や美ヶ原など1500~3000m級の山々に囲まれているため、計器着陸装置(ILS)の設置が難しく、平行誘導路や飛行機が方向転換するターニングパッドも備えていない。 2020年7月からは、衛星利用測位システム(GPS)の位置情報を飛行機に搭載した航法コンピューターで滑走路の中心延長線上に誘導して着陸する「RNP-AR」が設置され、GPS航法装置を駆使した運航を行っている。 松本空港は1993(平成5)年に管制塔が完成し、4人の航空管制運航情報官が業務に就いていたが、2022年4月から、新千歳空港から遠隔で、 ・滑