「AWS re:Invent 2020」で披露されたインフラストラクチャキーノートの後半は、自社製シリコンとサステイナビリティがテーマ。登壇したAWS インフラストラクチャ&サポート SVPのピーター・デサントス氏はMacインスタンスの舞台裏や自社開発のArmプロセッサーであるGravitonの設計思想、そしてAmazon全体が取り組む再エネの現状などを惜しげなく披露した。 Macインスタンスの正体はMac miniとNitroチップだった 高可用性に向けた取り組みに続いてのトピックは、AWS製シリコン(半導体)についてだ。AWSが自社でシリコン開発を手がけるのは、性能向上だけではなく、電力効率、新機能、セキュリティなどさまざまな目的がある。2014年、アナプルナラボ買収以降、AWSはEC2における仮想化やセキュリティ、ネットワーク処理をオフロードするNitroチップの開発を進め、現在では