2018年2月1日 9時15分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 現役官僚の橘宏樹氏が「白熱教室」の授業方法を疑問視している 賢く博識な学生ほど展開の先が見えて、発言を控えがちになると指摘 全体として仕組まれた茶番に見えてくる感すらあると分析した 意見の分かれる深刻な問題について、学生にさまざまな意見を述べさせ、最後に教授がエレガントにまとめあげる。そうした「白熱教室」スタイルの授業は現在も人気です。しかし英国の名門校に留学してきた現役官僚の橘宏樹氏は「『白熱教室』は『オレの答え』を示さない。一方、英国の名門校はそうした欺瞞を許さない」と指摘します。2つの違いを「パターナリズム」という言葉で分析します――。※本稿は、橘宏樹『現役官僚の滞英日記』(PLANETS)の第3章「エリート再生産システムとしてのオックスフォード」の一部を再編集したものです。 ■上下関