やけに広い楽屋的な部屋のパイプ椅子に一人で座ってる俺の服装は皮パンツに上半身裸でタオルを首にかけてて遠くから大勢の歓声がワーワーヤーヤー聞こえてくるのでどうやら俺は何かロックとかギターとかその手のショウマンになってるらしい。控えめなノックが聞こえてすぐ部屋の隅っこにあるドアからスーツ姿のゴッツいオッサンがヘコヘコしながら入ってきて「そろそろ出番です、いっちょ派手によろしくお願いしますよどうも」などとK1のひとみたいな外見にビタイチ似合わないナヨい声でゴチャゴチャ言ってるのでこれはもしかして俺はその分野ではスター的なアレかなと気持ちよくなってるといつの間にか膝の上には立派なエレキが。こっこれはストラト。ストラトキャスターだー。具体的にストラトの正体をよく知らないまま更にいい気持ち。マジですげー俺。よっしゃ、それじゃ一発いったろうかね、とストラトを肩に担いで立ち上がると、オッサンは脂ぎった顔を
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