概要 XMPP(Extensible Messaging and Presence Protocol)とは、インスタントメッセンジャー(IM)の通信方式やデータ形式を定めた規格の一つ。IETFによってRFC 6120などとして標準化されている。 インスタントメッセンジャーはある利用者から別の利用者へリアルタイムに文字ベースのメッセージを伝達するシステムで、XMPPは交換するメッセージの形式や伝送手順などを定めている。データ形式はXMLをベースとしており、標準ではTCPの5222番ポートを用いて通信する。 電子メールに似たシステム形態を採用しており、メッセンジャーサービス全体を統括するシステムは存在せず、メールサーバのように各主体が自分のXMPPサーバを用意する。XMPPクライアントから別のXMPPサーバの利用者へ宛ててメッセージを発信すると、サーバ間で伝送されて相手方に配達される。 利用者