NECは、大量に保存された映像の中から、言葉を使って特定の映像を検索できる技術を開発した。犯罪捜査や迷子捜しなどに幅広く利用できると見込まれ、10年度にも実用化することを目指している。 新しいシステムでは、例えば「茶色いジャケットに、黒いジーンズ」と入れて検索すると、保存されている映像に映っている人物の上半身と下半身を自動的に分離し、それぞれの色や配色の割合を設定。該当する人物を選び出す。 ひったくり事件が起きた際に、目撃情報を元に、銀行やコンビニエンスストアなどのカメラの映像から犯人の足取りを追跡したり、遊園地やデパートで親とはぐれた迷子の行方を追いかけたりできる。これまでは、撮りためた映像を巻き戻して人間の目で確認するなどして、映像の中から該当する人物を探すのが一般的だったという。 NECは、今後、あらゆるカメラで今より長時間の録画ができるようになるとみて、映像を簡単に検索するシ
NECと青山学院は2月1日、青山学院青山キャンパス内の幼稚園において、無線ICタグと監視カメラの映像監視技術を組み合わせた不審者監視システムを開発し、実証実験を始めたと発表した。ICタグを貼り付けたカードを保護者や教職員に首から下げてもらうことで、ICタグを持たない第三者が校門の周りなどをうろついていたときにだけアラームを出す仕組みである。 監視カメラは、不審者が一定時間以上校門の近くにいたり、中に入ったり、不審物を置いたりすると、映像の自動分析により検知する。しかしこれまで、送り迎えの保護者なども出入りする校門に設置した監視カメラでは、不審者の行動だけを検知することが難しかった。このため今回の実験では、保護者や教職員にICタグ付きカード(UHF帯対応のパッシブ型)を携帯してもらい、それを持たない人物に対してだけアラームを出すようにした。ICタグカードを首から下げてもらうことは保護者には手
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