三菱重工業(MHI)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12日、種子島宇宙センターにて「Y-1ブリーフィング」を開催し、月周回衛星「かぐや」(SELENE)の打上げを予定通り14日に実施する方向であることを明らかにした。ただ当日の天候は微妙で、今後の気象予測次第では再延期もあり得る状況であることは変わらない。 打上げ2日前に行われるY-1ブリーフィング。MHI側からは、森和久・打上げ運用副長(左)と濱俊雅・MILSET長(右)が出席 JAXA側の出席者は、高橋道夫・射場衛星主任、加藤學・ISAS教授、佐藤寿晃・企画管理主任の3氏(左から) JAXAの気象予想によると、打上げ当日(14日)の天候は曇り時々雨。午前中は発雷の可能性もあると見ており、昨日の段階での予測からほとんど変わっていない。しかし問題となっていた東シナ海の熱帯低気圧には、雲が薄くなるなど改善の傾向が見られるということで、続行