前回の記事では、AIRのウィンドウAPIを用いたサンプルアプリケーションのキャプチャ画像とソースコードを掲載した。今回はその詳細な解説を行いながら、AIRが持つウィンドウ操作用APIについて理解を深めたいと思う。 前回提示したサンプルのポイントを解説していくことにしよう。 (1) 作成したウィンドウは、以下の変数に格納される。 [Bindable] private var win:NativeWindow; 変数の型はflash.display.NativeWindowだ。NativeWindow APIについては(2)で詳しく解説する。Bindableというタグが付いていることにより、以下のように「ウィンドウ作成」ボタンのenabled属性と連動する。これにより、ウィンドウが表示されている間はボタンを利用することができず、ウィンドウを複数作成することができないようにしている。 <mx:B