2010年度最後の取引となった31日の東京株式市場で日経平均株価は9755円で終え、09年度末(1万1089円)を12%下回った。10年度の世界の主要株価指数を比較すると、日経平均の下落率は財政・金融不安が高まったアイルランドを上回った。東日本大震災が発生する直前の10日終値時点での下落率は09年度末比5.9%にとどまっていた。震災後の急落を経て、9700円台まで持ち直したものの、製造拠点の被
2010年度最後の取引となった31日の東京株式市場で日経平均株価は9755円で終え、09年度末(1万1089円)を12%下回った。10年度の世界の主要株価指数を比較すると、日経平均の下落率は財政・金融不安が高まったアイルランドを上回った。東日本大震災が発生する直前の10日終値時点での下落率は09年度末比5.9%にとどまっていた。震災後の急落を経て、9700円台まで持ち直したものの、製造拠点の被
(2011年2月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 2010年から2015年にかけて、英国は国民所得に占める政府借り入れの割合を、高所得国29カ国の中で3番目に大きく減らすと見られている。英国より削減幅が大きいのはアイスランドとアイルランドだけだ。 称賛に値する財政研究所(IFS)の「グリーンバジェット」によれば、景気循環調整後の借り入れの削減は、ギリシャに次いで2番目に大きくなると見られている。 財政危機でもないのに緊縮財政に踏み切った英国 だが、英国は財政危機に陥ったわけではなかった。そう考えると、英国の緊縮財政には目を見張るものがある。それがどれだけ並外れたものであるか、ダボスの世界経済フォーラム年次総会で痛感させられた。 ダボスでは、英国のジョージ・オズボーン財務相がドイツのヴォルフガンブ・ショブレ財務相と意見を同じくし、米国のティム・ガイトナー財務長官と意見を異にしていたのだ
【ロンドン=有田哲文】財政難のアイルランドは21日夜、欧州連合(EU)に対し、金融支援を要請した。欧州メディアによると、支援は国際通貨基金(IMF)とあわせ800億〜900億ユーロ(9兆2千億円〜10兆4千億円)にのぼる見通し。ギリシャに続いて2カ国目の救済となり、EUは財政危機の封じ込めに必死だ。 アイルランドのカウエン首相は記者会見で「支援要請を決断し、EUから認められた」と語った。EUは各国財務相による声明を発表し、「EUとユーロ圏の金融市場の安定を守るために支援を実施することを保証する」と述べた。 支援はEUとIMFがもうけた7500億ユーロ(86兆円)の緊急融資枠「欧州金融安定化基金」から行われる見通し。5月のギリシャ支援のときに決めた制度で、発足からわずか半年で使わざるを得なくなった。アイルランドを早い段階で救済することで、財政危機がポルトガルやスペインなど他国に広がること
アイルランドのダブリン(Dublin)で記者会見し、欧州連合(EU)への金融支援要請を発表するブライアン・カウエン(Brian Cowen)首相(2010年11月21日撮影)。(c)AFP/Peter Muhly 【11月22日 AFP】財政難に陥っているアイルランドのブライアン・カウエン(Brian Cowen)首相は21日、欧州連合(EU)に数百億ユーロ規模の緊急金融支援を要請し、承認を得たことを明らかにした。国際通貨基金(IMF)も支援に加わる。背景には、アイルランドの信用不安がユーロ圏経済に飛び火することを防ぐ狙いがある。 ブライアン・レニハン(Brian Lenihan)財務相は、支援額は数週間後に決定すると話しているが、EU筋によると800億ユーロ(約9兆1600億円)から900億ユーロ(約10兆3000億円)の間となる見込みだという。(c)AFP
ダブリンにあるアイルランド財務省には、大臣がよく訪問者を迎える控えの間がある。壁には歴代財務相の肖像画が並んでいる。 その1人がマイケル・コリンズだ。元財務相であると同時に、英国からの自由を求めて戦ったアイルランド独立戦争で反乱軍の司令官を務めた人物である。 独立から88年経った今、アイルランドは経済の主権を守るために、債券市場とユーロ圏のパートナー諸国を相手に戦っている。コリンズがこれを見たら、何と言っただろうか? アイルランドの主権を危うくさせたのは、フィアナ・フェイル党率いる政府だと論評したかもしれない(同党は、アイルランド分離独立を巡って条約を支持したコリンズの派閥に内戦を仕かけた共和党一派の末裔で、コリンズはこの内戦で命を落とした)。 「ケルトの虎」の好況を無理に長引かせたフィアナ・フェイル政権 アイルランドの銀行を破滅させたのは、仲間内の銀行や不動産デベロッパーに特別な許認可を
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