女子と鉄道 (光文社文庫) 作者: 酒井順子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/07/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (20件) を見る 私も、全線乗りつぶしを目論むわけでもなければ、時刻表のバックナンバーを揃えるわけでもない、ごくごくゆるやかな鉄道好き。男性のように、「制覇」とか「収集」といったことを目的とするのではなく、単に鉄道の揺れに身を任せることの肉体的快感や、「きれいだなぁ」とか「何もするべきことがなくて嬉しい」といった感覚を求めるためだけに、乗っているのでした。 『女子と鉄道』 「雪見列車と力餅――奥羽本線、米坂線」 僕も、どちらかというと 「ゆるやかな鉄道好き」 である。 列車の旅に出るときは 「ポケット時刻表」 を買うが、路線図やダイヤに関心があるわけではない。ローカル線に乗っても、車両の型式など覚えず、記憶に留めるのは駅
