わたしは他人に厳しすぎるのかもしれない。 生産性向上が盛んに求められている昨今、多様性の重要さもまた、激しく叫ばれ続けている。強いチームには多様な人材の確保が必要、というのが最近流行りの主張らしく、自分と違う価値観の人も暖かく受け入れましょう、という言葉がどこまで行ってもついてくる。 けれど正直なところ、ワガママな私はそんな言葉を聞くたびにいつも、できることなら自分と似た人とだけ働きたいなと思ってしまう。私と同じように心配性で、時間を守り、協調性を大事にはするが他人に干渉しすぎない、そんなポリシーに賛同してくれる人とだけ働きながら生きていきたい。個々人が責任感を持って自分の仕事をやり遂げる努力を怠らないことこそが、強い集団を作るための必要最低条件だと私は信じている。 大雑把で時間にもルーズで、自分に甘い性質をマイペースなどという謎の言葉で自己弁護して、かといって他人に優しいわけでもないくせ