電子掲示板(BBS)/メーリングリスト/チャット/インスタントメッセンジャー(IM)/ウェブログ(Blog)といったツールを使い、インターネット上に自発的に集まった参加者同士が相互交流を行う「ネットコミュニティ」が盛んだ。 このほど開催されたネットコミュニティビジネスコンソーシアム(NCBC)のセミナーで、東京大学大学院人文社会系研究科の小笠原盛浩氏がネットコミュニティの果たす役割について語った。 ネットコミュニティを利用するユーザー像について、小笠原氏はこう述べる。 「インターネットユーザーの25.7%がなんらかのネットコミュニティを利用している。10~20代の若いユーザーが多く、40代以上は比較的少ない。性別・学歴・職業による優位差はみられない。ネットコミュニティ参加者のウェブアクセス時間は週に454.9分と、非参加者(170分/週)に比べて圧倒的に長い。インターネットスキルが高いのも