京都市東山区・祇園の交差点で12日、軽ワゴン車が歩行者をはねて7人が死亡、11人が負傷した事故で、京都府警は13日、運転していて死亡した呉服店社員・藤崎晋吾容疑者(30)(京都市西京区)について、殺人容疑で捜索令状を請求した。 同日中にも自宅など関係先の捜索に乗り出す。 捜査関係者によると、軽ワゴン車は大和大路通でタクシーに追突した後、北上。交差点手前で信号待ちの別のタクシーを追い越すように赤信号の交差点に突入し、交差点付近で10人以上をはね、そのまま約190メートル進み、電柱に衝突し止まった。この約360メートルの間には目立ったブレーキ痕はなく、軽ワゴン車は、止まっていた車を避けて走行していたとの目撃情報がある。藤崎容疑者にはてんかんの持病があるが、府警は、当時は発作を起こしておらず、ハンドル操作をしながら走り、歩行者の列に突っ込んだ可能性があるとみている。